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【日 時】 | 2002年 6月16日(日) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 鎌ヶ岳(長石谷・三つ口谷)(1162m) |
【山 域】 | 三重 |
【ルート】 |
(12:05)旧料金所--(13:45)犬星の大滝1K上--(14:55)鎌ヶ岳-- (17:00)旧料金所 |
【所要時間】 | 4時間55分 |
【メンバー 】 | 単独 |
この1週間風邪に罹って家内にもうつってしまった。今年の1〜3月と同じ症状で長引きそうな予感がする。「山や海に行けば風邪なんぞ治ってしまう」というノリは最近では通じない。「山に行っても大丈夫なのだろうか」という不安を感じながら手近な鈴鹿の鎌が岳に向かう。リハビリのつもりの山行だが幾度も通った武平峠からの往復はつまらないので弥一ヶ岳に行った時の長石谷から取り付くことにした。 買物を済ませてから出かける。スカイランに入ると道路脇にアジサイが咲いている。正午に旧料金所に到着。曇っているせいかワールドカップのせいか車は多くない。路駐して身支度を整え出発する。 舗装道路を下り長石谷に取り付く。鉄橋を渡るが、昨年秋に来た時より水量が少なく感じる。砂防ダムの左岸の取り付きが少し崩れている。堰堤の上に出ると平坦な白い砂状の石の小川になる。下山して寛いでいる夫婦から「これからですか」と声を掛けられる。 ここから小滝が混じる谷となり気持ちの良い遡行が続く。林で日光は遮られるが、花崗岩のせいか明い谷に感じられる。ユリが一輪さいている。一枚岩の開けたところで休憩がてら昼飯をほうばる。 1時間ほど登ったところで「犬星の大滝」の案内があり右の方から声が聞こえる。ザックをおろして見に行く。滝のトップからわざわざ水の落ちる芯を選んで懸垂下降をしていた。 暫く進むと道路脇に見慣れぬ花があり、大きな蜂が一匹花に付いていた。隠花系の花で最初はギンリョウソウの亜種かと思われたが花も茎も全体に大きくピンク色をしていた。デジカメで撮って家で調べることにする。 #後日、囲炉裏の「こまくさ」さんと[北比良の里通信]さんから”ショウキラン”では、というご指摘を戴きました。ありがとうございました。
ウツギ・ベニドウダンなどを眺めながら岩場の右に廻りこみ、ひと登りで山頂に到達する。時間が遅いとはいえ山頂には登山者が一人いるのみで肩透かしを食った。一服する。東側は絶えずガスが湧き東南の方向の視界は得られなかった。山頂の北側に行くと西の眺望が開けた。ただ薄モヤが掛かり、雨乞の稜線が薄っすら判別できる程度であった。 帰路は長石尾根を少し降り、三つ口谷に下る。このコースを辿るのも初めてであった。谷への分岐までは一気の急坂もあるがよく踏まれた道である。谷に入ると概ね、左岸に一般道が切られている。長石谷に比べてやや暗いイメージの谷である。 スカイラインからオートバイの騒音が聞こえ始める。堰堤の前にヤマブキの黄色い実がなっていたので少し食べてみる。工事中の堰堤から少し登って下ったところから舗装道路に出て車のところに戻る。残っている車は2〜3台であった。 ラジオでスウェーデン・セネガル戦を聞きながら家路に就く。 長石谷・三つ口谷ともに初めてのコースであった。殊に長石谷は花崗岩の綺麗な谷であった。近くにこのような場所があることを知り、谷を含めると鈴鹿はまだまだ奥が深いと実感した。 |
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