伊吹山

トラバース道から北尾根
トラバース道から北尾根

【日 時】2002年 7月14日(日)
【天 候】曇り一時雨
【山 名】伊吹山(1377m)
【山 域】滋賀・岐阜
【ルート】 (11:00)さざれ石公園--(12:00)林道終点--(13:00)炭焼き跡--
(14:05)山頂駐車場--(14:55)伊吹山山頂--(15:30)山頂駐車場--
(16:45)炭焼き跡--(17:35)さざれ石公園
【所要時間】6時間35分
【メンバー 】二人


前日に予定していた山行を雨で断念した。本日は伊吹山に行くということで家内も同行する。いつもの長良川右岸から揖斐川右岸の堤防の道を辿る。河川敷には3日前の台風の影響が見られ川の水も濁っていた。池田山には曇が掛かっていた。春日村では崖崩れの復旧作業で村の中を迂回する。古野から2K手前でも道路の復旧工事があり、道路に散乱した木を退ける作業をしている人たちが十数人いた。古野を右折し、さざれ石公園の駐車場に車を停める。

笹又谷は豪雨の後の様相を呈し、薄モヤが発ち込めていた。身支度を整え出発する。竹樋から水が勢いよく流れている。作業していた休憩施設の人から「登山か?」と声を掛けられる。砂防ダムの上にあるさざれ石をカメラに収める。

植林の中の木の階段を登ると、上方に白いガードレールが現れ驚く。舗装道路はかなり上まで続いている。花壇や祠のある駐車場も用意されている。天候も良くなり、対岸の山腹に刻まれた伊吹山スカイラインが望まれる。

舗装道をショートカットするように登山道が続き、畑の縁を通過する。道端にはノカンゾウや青色の花が咲いている。舗装道が途切れる付近の植林の中で一本入れる。車でこの辺りまで来られることが判り、少し幻滅を感じる。この道はどこまで伸ばす予定なのだろうか?
さざれ石公園 笹又方面
さざれ石公園
笹又方面
少し登って地道に出て左折する。太陽も顔を出し、汗が滴る。登山入口の標識があり、ここからやっと山道になる。一気の急坂となるが、林の中の道でヒンヤリする。喘登となり、石組みされた炭焼き釜跡で一服する。

さらに急坂が続いて開けたところに出る。オオバギボウシ・キバナノカワラマツバなどが目に入る。心配していた雨が降り出し、上の雨具を着込む。

868ピークを後ろに見送り、ひと登りし右折する。トラバース道になるが急斜面に咲くオオバギボウシやミヤマトウキの白い花が目立つ。ナデシコ・ヒメフウロなどのピンクの花も時々現れる。

北尾根ルートと出会いスカイラインの車道に出る。濡れた路面と行き交う車に気を遣いながら車道を歩く。道路脇にはミヤマホタルブクロの密生群落を2〜3見掛ける。山頂駐車場に着き、下の雨具を装着し休憩する。

雨にも拘わらずバスが行き交い山道は人が列をなしていた。雨の中を人で渋滞する山道を歩く経験は今まで記憶がない。泥濘の部分もあり、下山者の中には裸足のハイヒールで雨具無しの女性も居た。
山頂駐車場から 山頂
山頂駐車場から
山頂
山頂は風が強く、写真などを収めて、早々に引き揚げる人が多かった。一服するつもりで南側に行ってみたが、強風が吹き上がっていた。ガスも掛かっていたので東周りも諦める。測候所付近のイブキトラノオ・アザミなどをカメラに収める。

滑りやすい岩を避けユックリ駐車場まで下山する。トラバース道から稜線にでるところに黄色い蕾の花があった。帰路も炭焼き釜跡で一服する。雨も揚がり青空も望まれる。舗装された林道を抜け、さざれ石公園の駐車場の車のところに戻る。

往路で工事中の箇所はスンナリ通過できた。春日村の薬草湯に入って帰途に就く。


伊吹山の何の花

伊吹山の草花木

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