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【日 時】 | 2002年 8月 4日(日) |
【天 候】 | 曇り時々晴れ |
【山 名】 | 餓鬼岳(2647m) |
【山 域】 | 長野 |
【ルート】 |
(4:50)白沢登山口--(5:50)紅葉の滝--(7:00)魚止の滝-- (8:00)水場--(9:17)大凪山--(9:50)2235ピーク-- (10:50)百曲り--(12:15)餓鬼岳山頂--(13:50)2235ピーク-- (14:35)大凪山--(15:40)水場--(17:15)白沢登山口 |
【所要時間】 | 12時間25分 |
【メンバー 】 | 単独 |
土曜から家内と北アに出かける予定だったが、試合に勝ってしまったため家内はインターハイの応援に茨城に出かけることになった。私も頭痛が消えないので土曜は休息に充て、日曜に北アの餓鬼岳に日帰りで出かける(先週と同じパターンである)。 家内が応援から帰った夕方19時頃家を出発する。羽島から高速に乗る。松川辺りでは花火が上がっていたが、上空には稲光が走り、その都度ラジオに雑音が鳴る。幸い雨には当たらず豊科ICで高速を降りる。バイパスからR147に移る。常磐の信号を左折しJR信濃常磐駅を右に見る。道なりに進むが狭い道路に入る。暗闇で右折するポイントを過ごしてしまう。戻って餓鬼岳の標識を確かめながら白沢登山口に達する。下の駐車場は満車状態で、上の駐車場に車を停め仮眠する。夜間、意外と涼しく感じる。 4時30分に目を覚ます。駐車場は植林の樹林帯の中にあった。下の駐車場には簡易トイレもある。乗用車の人が出発の準備をしている。身支度を整え出発する。登山口には、餓鬼岳まで8Kの黄色い標識がある。広めの道を進むと開けたところに出る。道端にギボウシがあった。 沢に降り川の遡行となる。高捲き、渡渉、ヘツリなどが現れ、木組の橋が要所に掛かっている。霧が掛かっているが、空模様は概ね、晴れの様相である。紅葉の滝の案内は木組の橋の難所にあり落ち着いて見ることはできなかった。 朝食を摂り一服していると乗用車の人が通過して行った。魚止めの滝は水量も落差も立派な滝であった。ツリガネニンジン・シモツケソウ・クガイソウなどが咲いている。
一服する。辺りは針葉樹の原生林で立ち枯れの木にはキノコが付着している。キツイ2〜3のアップダウンの後、2235ピークへの登りとなる。大きく崩れたガレ場を左方に見る。この山の周辺はこのようなガレ場が多い。ガレ場の際の道は底がないフワフワした感じである。崩れ落ちた箇所を迂回する場所もある。 2235ピークからは平坦な道が続く。百曲りで山頂まで1時間との標識が現れるが、ここのコースタイムはかなりの健脚者を想定しているようだ。 百曲りのルートは一気の登りではなく大きくジグザグを切りながら登っており、疲れた足には助かる。辺りは低い草付きになりクルマユリ・ウサギギクなど高山植物も現れ、気分を和ませる。開けたところに出るが視界は無い。朝の乗用車の人が降りて来る。左にトラバースしながら進むと餓鬼小屋に達する。山頂まで5分の案内がある。 意外と西側は視界がある。山頂は燕と似たような山容に見える。祠を右に見て一投足で黄色い標識、三角点、祠のある山頂に達する。追い越していった単独行がビールを飲みながら寛いでいる。高速に飛翔するイワツバメの風を切る音が背後から聞こえる。
小屋まで降りる。近くにロープで囲まれたコマクサがあった。帰路も時間が掛かるので早々に小屋を後にする。高山植物帯では撮影モードとなる。2235ピーク付近で一服する。 雲の下は晴れており燕や有明富士で御馴染みの安曇野の平原が広がっていた。小屋で一泊予定の人が数組登って行く。大凪山へのアップダウンがキツク感じられた。 水場まで下り一息付く。雲行きが怪しくなり、車のところに辿り着いた時、一気の夕立となった。穂高温泉で汗を流す。帰路も松本から恵那まで断続的に猛烈な夕立に遭う。 |