ニセイカウシュッペ山

ニセイカウシュッペ山から大槍・表大雪を望む
ニセイカウシュッペ山から大槍・表大雪を望む

【日 時】2002年 8月11日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】ニセイカウシュッペ山(1883m)
【山 域】北海道 北大雪
【ルート】 (7:15)登山口--(8:40)見晴台--(10:00)ニセイカウシュッペ山山頂--
(11:40)見晴台--(13:05)登山口
【所要時間】5時間50分
【メンバー 】単独


朝起きて見ると、大雪の山稜がきれいに見える。待望の晴れ間がやってきて、内心待った甲斐があったと思う。上川の宿を出て意気揚揚と登山口に向かう。

R273を走らせる。ニセイカウシュッペの案内のある林道の入口で2台の札幌ナンバーの車が追い越していく。ユックリ走っていると降りてくる車があったが、先の2台を見てUターンして行く。ゲート前には2台グループの連中がゲートを開け入林届に記帳していた。私の車を含め、車が4台ゲート前に並ぶ。前の車の人から話を聞くと教えられた鍵の番号が違っていて諦めて帰るところだったが、後からきたグループの人が正しい番号を知っていた。私も間違った番号を知らされ、彼らから正しい番号を教えてもらった。上部に行くほど泥濘が多く、登山口に達するとタイヤはドロまみれになっていた。

雨上がりで泥濘が多いと予想しスパッツを着装し出発する。日差しは柔らかく、高曇りといったところ。山頂まで5.?Kの標識がある。鬱蒼とした原生林の中を緩やかに登って行く。予想通り泥濘が多い。1時間ほどで開けたところに出る。前方に大槍・左にニセイカウシュッペの大らかな山容が望まれる。やがて南の視界も広がる。見晴らし台に達すると大展望が広がる。黒岳から旭岳の表大雪の山や、石狩・ニペソツなどの東大雪の山も望まれる。前日までに登った北側の山も望まれるが同定はできない。
見晴台から小槍 ニセイカウシュッペ山
見晴台から小槍
ニセイカウシュッペ山
一面お花畑の様相を呈し、ウメバチソウなど高山植物も現れる。道は一様な傾斜で徐々に登って急な坂道は少ない。大槍はそのまま登って行くかと思えたが、北側を捲いてルートが刻まれていた。東から吹き揚がる強めの風も、心地よく感じる。

大槍基部から円を半周するようにニセイカウシュッペの山頂へとルートが伸びている。先行するグループと単独行の足どりがよく見える。ハイマツと花の咲く道を快適に進む。比麻良山へのルートを右に見送り、ひと登りで山頂に達する。

視界は素晴らしく360度の大パノラマが広がる。残念ながらつぶさに私が同定できる山は表大雪と東大雪くらいであった。地図を確認しながら、近くの平山や比麻良山などを同定する。しかしその背後に聳える山は武華や武利なのだろうか。北に展開する天塩山系の山々も一つとして同定できない。ここから見る上川の街の道路は真直ぐに伸びている。先行していた単独行の人は今年4月、横浜から札幌に単身赴任で来た人であった。札幌は雨続きで晴れ間を見て来たとのことであった。「こんなに山深い山に簡単に登れるのたは、林道のおかげなんでしょうね」と感慨深げに話してくれた。
上川方面 比麻良山方面
上川方面
比麻良山方面
帰路も大槍や遠望、お花畑の撮影タイムとなる。久しぶりの晴れ間か沢山の人が登って来る。林の中に入り泥濘を避けながらユックリ歩く。車のところに戻る。

上川に戻り、スーパーとコンビニで明日からの食料を仕入れる。層雲峡から大雪ダムを通り三国峠に達する。ニペソツ・クマネシリの山が望まれる。三股を確認し、幌加温泉に宿泊となる。


ニセイカウシュッペ山の草花木

囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる