芦別岳

芦別岳山頂から夕張岳方面
芦別岳山頂から夕張岳方面

【日 時】2002年 8月14日(水)
【天 候】晴れ時々曇り
【山 名】芦別岳(1726m)
【山 域】北海道 夕張
【ルート】 (5:20)新道登山口--(7:50)鶯谷分岐--(8:50)半面山--
(9:45)帰雲山--(10:25)芦別岳山頂--(11:50)帰雲山--
(13:10)鶯谷分岐--(15:00)新道登山口
【所要時間】9時間40分
【メンバー 】単独


「ふれあいの家」は旧道コースの入口にある。どういう施設なのか何も考えずに予約したが、来る途中で温泉にジックリ入って来れば良かったと後悔する。相部屋であまり熟睡できず、疲れがあまり取れない感じとなった。当初旧道コースを考えていたが、新道コースのピストンにする。

朝起きて見ると東の山に雲は掛かっているが、天候は良くなる予報だった。キャンプをしている親子連れが私の車のナンバーを見て、話掛けてくる。名古屋の港区の人で、ファミリーで道内を観光しており、雨で寒い北海道に参っている様子だった。新道コースの登山口に向かう。公園の端の小さな駐車スペースに車を停める。

雨上がりで本日も雨具を着装する。上着もズボンもどうせ濡れるのならということで同じものを着てしまう。(上着もズボンも数枚用意してきたが。結局、着ずに終わった)入林届に記帳し、鬱蒼とした木の階段を登る。道は緩やかに高度を上げていくが、体調がイマイチである。息を整えながらユックリとしたペースで登っていく。大阪から来たという夫婦連れが私に「何処から来た?」と声を掛けて、勢い良く追い越していく。辺りは鬱蒼とした樹林帯で視界はない。見晴らし台でも霧が掛かり遠望は望めなかった。途中で一服し、2時間ほど掛けて鶯谷の旧道とのバイパス分岐点に着く。

傍らで休憩を取っていると、二組二人ずつの登山者が登ってきた。苫小牧から来た人と兵庫/奈良?から来た人だった。兵庫組は昨日は夕張岳に行ったが、登っているのは彼らのみだったと話していた。彼らはキンキンと耳に響く鈴を振りながら追い越していった。

1時間ほど登ると木に括られた半面山の標識が目に入る。広い整地されたところに出る。この辺りが半面山だが、今見た標識はない。下山時に標識を確認する事として先を急ぐ。
帰雲山 屏風岩
帰雲山
屏風岩
なだらかに下った付近から霧が晴れ青空が広がる。前方に帰雲山、こちらに屏風岩が望まれる。辺りは草原状となりリンドウなどの花も現れる。帰雲山への登りで日射が強くなったので雨具を脱ぎ、スパッツを着装する。

ひと登りで帰雲山に着く。芦別岳の山頂部が現れ、暫し足を留める。見晴らしの効くところから北尾根を眺める。一気に落ち込む壁には雪も残っている。この景観を眺めていると、この山は旧道から登るべきだったかと考えてしまう。

右がスッパリ落ちた平坦な稜線を暫く進み、最後の急登となる。山頂直下は一面お花畑の様相を呈する。写したい気持ちを抑えながら山頂を目指す。

山頂からの景観は趣があった。北尾根コースが眼下に広がり、草付きの山の向こうに、夕張岳が雲海の中から顔を出していた。北には十勝の連嶺が雲の上に浮んでいた。大阪の人は登頂して直ぐ下山したようだ。先着した兵庫の人は300名山のうち270程登っているという。奈良の方から明日カムエクに行きませんかと言われる。景観をカメラに収め、下山に掛かる。
芦別岳 北尾根
芦別岳
北尾根
半面山まで景観やお花畑の撮影モードとなる。打憧を鳴らし、半面山の標識を確認する。スッカリ晴れ上がり見晴らし台から山部の畑の風景を眺める。

車のところに戻り、公園のトイレで靴などの泥を落とす。明日はオプタテシケの予定であるが、疲れが取れていないので、兎に角ユックリ温泉に入りたい。白金温泉の宿に向う。下着は連日着替えているので、車全体が臭くなったので、宿で洗濯する。最悪、明日は休息日に充てることも考え、夜半まで残暑見舞いを書く。


芦別岳の草花木

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