荒島岳

荒島岳
荒島岳

【日 時】2002年10月14日(月)
【天 候】晴れ
【山 名】荒島岳(1523m)
【山 域】福井
【ルート】 (8:00)勝原--(8:40)リフト終点--(10:10)シャクナゲ平--
(11:20)荒島岳(11:50)--(13:10)シャクナゲ平--(14:00)リフト終点--
(14:35)勝原
【所要時間】6時間35分
【メンバー 】二人


来年の干支の未の名の付く山は少なく新潟の未丈ヶ岳まで遠出する予定だった。が、人間ドックで体調がイマイチの状態に陥ってしまったの。家内の百名山応援に切り替え、福井の荒島岳に行くことにする。家内はアサヨ峰以来でほぼ2ヶ月ぶりの山行となる。

5時30分に家を出発し羽島から高速に乗り、東海自動車道・白鳥から福井横断道で九頭龍ダム湖脇を走る。九頭龍川沿いに走る。三の峰に行った時もこのコースを通っている。下出に荒島岳登山口の案内があり一瞬ここからのアプローチも頭を過ぎるが地図も持参していなかったので先に進む。勝原スキー場の案内に従い、左折すると駐車場には既に二十数台の車が停まっている。以前の来た時にはなかったトイレも設置されている。大型バスが到着し30名近くの団体が降り、準備に掛かり出発していく。我々も身支度を整え出発する。その間にも2〜3台の車がやってきた。

コンクリートの坂を登り、右に曲がる。スキー場の中の急坂で直射日光が当たる。辺りにはススキが繁茂している。左に右に折れ、急坂を登ってリフト終点の蔭で一服する。天候は良さそうだが、大野盆地には雲海が掛かり、全体的に霞が掛かり視界はイマひとつである。早朝の登り始めで、息を整え休んでいる人も多い。
スキー場 ブナ林
スキー場
ブナ林
荒島岳の白杭があり、やっと山道になる。樹林帯となり直射日光が遮られホッとした気分になる。雨が降ったのだろうか、濡れているところがあり滑り易くなっている。滑り易そうなところにはロープが張られている。緩やかな坂を登っていくと大きなブナの木が迎えてくれる。紅葉にはまだ少し早そうである。風が抜け気持ちの良い遡行が続く。

平坦な道を進んで少し降りたヌタ場から木の階段の一気の登りとなる。一度緩んだ後、再度、急坂となる。以前来た時はこのような木の階段はなかった。坂を登り詰めたところが、シャクナゲ平。稜線に達し、小荒島・中出の道と出会う。切開かれているが周りの木で眺望はない。休憩する。

一旦、下ると佐開からのルートと出会う。木の梯子も混じる本格的な登りとなる。展望の良さそうなところを通過するが、霞で視界は利かない。中荒島に達するが山頂方面はガスが流れ、山頂がどの辺りか検討がつかない。辺りは笹原の急坂となる。時々ガスが晴れ、紅葉した斜面や遥か下を流れる九頭龍川が望まれる。ガスの流れる中を黙々と高度を稼ぎ山頂に達する。

以前登った時の山荘は無く更地になっていた。祠と一等三角点の山頂をカメラに収める。2機の反射板がガスの中に建っている。登山者は風を避けるためその山荘跡地で寛いでいる。我々も休憩を決め込み昼食タイムとなる。
小荒島 山頂
小荒島
山頂
暫く登山者が続き、辺りは人で一杯になった。下出からのルートを見廻ったがそれらしい踏み跡は見当たらなかった。以前、登った時は残雪があり、白山と田に水が張られた大野盆地が印象に残っている。残念ながら、ガスが流れ視界は得られなかった。

来た道を戻る。下るに連れ視界がよくなる。小荒島が優美な姿を見せる。シャクナゲ平では木の間から荒島岳も望まれた。急坂を下ってからでもまだ登って来る人がいた。スキー場のリフト終点で一服する。対岸に六呂師スキー場から経ヶ岳へのスカイラインが望まれる。スキー場を一気に下り車のところに戻る。まだ二十数台の車が駐車し、マイクロバスと大型バスが登山客を待っていた。

帰途に就く。三連休の最後の日で高速で断続的な渋滞に嵌る。家に戻り、温泉に入りユックリ寛ぐ。


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