宮指路・犬返の険

犬返の険から東海展望
犬返の険から東海展望

【日 時】2002年11月 3日(日)
【天 候】
【山 名】宮指路山(946m)・犬返の険
【山 域】三重
【ルート】 (13:20)林道車止め--(14:00)大峠--(14:25)宮指路山--
(14:55)犬返の険--(15:20)宮指路--(16:25)林道車止め
【所要時間】4時間 5分
【メンバー 】二人


家内と鈴鹿に出掛ける。東名阪は連休の中日で混んでいた。R1を猪鼻で右折。黒滝から川沿いの道を辿る。川を渡ると団体が河原で休んでいた。取り付きで家内が難渋したので御所平は諦め、宮指路山から犬返しの険まで行くことに変更する。林道を更に進み、ゲート前に車を停める。身支度を整え出発する。

林道は整備された舗装道で、快適に高度を稼ぐ。高円山に行った時のアンテナ施設への林道が対岸上部を走っている。青い空に宮指路岳の岩場が望まれる。時折、風が強く吹き抜ける。林道上部に達する。犬返しの険の赤茶けた岩場が迫る。平坦なやや下りぎみの道を進むと、右の谷に赤テープが現れる。

良く見るとに小さく「峠10分」と書かれていた。谷に入るが踏み跡は薄く、テープを追いながら高みを目指す。稜線に出たところが、小岐須分岐の大峠で明瞭な道が走っていた。一服し、腹ごしらえをする。

二次林の急坂となる。家内は調子良く登っていく。ひと登りで山頂に一角に出て平坦な道となる。雲が多目なのでカワラコバ・馬乗り岩は帰りに寄ることにして先に進む。三角点の宮指路山頂は沢山の標識が木に括られていた。以前、来た時にはこんなに多くはなかった。
鎌ヶ岳方面 宮指路山頂
鎌ヶ岳方面
宮指路山頂
潅木帯を下ると、滑り易いザレ場となる。慎重に下ると、鞍部からガレ場の登りになる。吹き上げる風に注意しながら登る。家内は登り難そうにするので、見ていると危なく感じる。登ってきた林道が下に見える。傾斜が緩み、二次林の中に入る。先に進むと、丸みのある花崗岩の展望の良いところに出る。

本日は此処までとし展望を楽しむ。紅葉も佳境といったところで、東海展望から宮指路岳は紅葉の中に白い岩が映えていた。アンテナの野登山や双子峰の仙ヶ岳の間に南尾根のピナクルが真近に迫り、御所平の平原が逆光の中に望まれる。風が強いのでそそくさと山頂を後にする。
馬乗岩と仙ヶ岳 野登山
馬乗岩と仙ヶ岳
野登山
帰路のザレ場は家内も苦も無く通過する。宮指路岳山頂で休憩を取る。カワラコバで暫し撮影タイムとなる。晩秋といったところで、紅葉の中に鎌ヶ岳の岩が見える。間欠的に光る無線施設の後ろに高円山がヒョッコリ頭を出し、その背後に雨乞山から綿向山までユッタリとしたスカイラインを描いていた。

来た道を戻る。分岐からは適当に谷沿いにテープを追う。難なく林道に出る。林道で数匹のシカの群れに3〜4度出会う。車のところに戻る。アッと言う間に日没になる。武平峠越えで帰途に就く。


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