黒尾山

黒尾山
黒尾山

【日 時】2002年11月30日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】黒尾山(948m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (11:50)黒滝神社上--(12:45)L171鉄塔--(14:15)ピーク前--
(14:25)黒尾山(15:00)--(15:50)L171鉄塔--(16:25)黒滝神社上
【所要時間】4時間35分
【メンバー 】単独


午前中は日本海側が、午後は太平洋側が、崩れるとの予報で、名古屋近辺のみが晴れマークとなっていた。鈴鹿の峠越えの道もそろそろ雪で閉鎖になる頃で、鈴鹿と関ヶ原北部の山も考え出掛ける。

R428を暫く走らせる。プラズマディプレーの交通案内では石ぐれ峠はまだ通過できそうだった。鈴鹿の黒尾山を目指すことにする。石ぐれ峠には車が4台駐車していた。雪は全くなかったが滋賀側に入ると路面が濡れているところがあった。紅葉尾を通過し愛知川に掛かる橋を渡る。黒滝神社を見逃し宣野まで行って引き返す。

送電路の黄色い案内板を確認する。道路脇に車を停め、身支度を整え出発する。ひと登りするとL170、169の送電路分岐に出る。ジグザグに切られた送電路を辿る。落ち葉の積もった道は判りにくい。下から国道を走る車の音が聞こえる。L171、R171と表示された送電路分岐に出る。同じ番号で案内書確認する。どうやら2つの送電路が走っており、L、Rを頭に付けて、区分していることを認識する。鉄塔は平行に設定されておらず、同じ番号が交互になってややこしい。右にルートを取り、L171鉄塔に出る。展望が開け、対岸の日本コバが大きい。先日、登った笠松山も望まれるが、遠くは霞んでいる。展望を楽しみ一本入れる。
日本コバ ショウジョウバカマ?
日本コバ
ショウジョウバカマ?
送電路を辿り、直ぐにR172に出る。ここから石崩れの道となり、踏み跡はハッキリしなくなる。送電路の案内に従い、急な崩れた道を登り、尾根の鞍部に達する。R171の道を後ろに見送り、尾根の急坂に取り付く。

最近、切り払われたような道でルートは判別できる。登るにつれ急坂になる。ピークのようなところに達するが、左右がスッパリ切れた痩せ尾根を通ることになる。右は佐目谷に一気に落ちているようだ。

二次林の尾根歩きとなる。尾根を忠実に辿る。ピークを下る辺りで、黒尾山の一角が見えた。次のピークは左の捲き道を辿る。植林の中に入ると、間伐木が散乱して踏み跡が判り難い。ピークから右に尾根が伸び、少し下ったところで、一本入れる。

踏み跡はなく、植林と二次林のハザマの急坂を一気に登る。登り詰めると傾斜が緩む。山頂には三等三角点と山頂標識が掛かっていた。植林と二次林で眺望はなかった。銚子ヶ口方面に伸びる山稜に雪がある。標高も此方より高そうで伸びやかに見えた。デジカメ片手に空身で出掛ける。

藪っぽい急坂を下る。予想通り、落ち葉と苔、それに雪の混じる、広く快適な二次林となる。若干アップダウンはあるが平坦な道でついつい先に足が進んでしまう。銚子ヶ口方面は雪が付いているようだった。眺望は竜ヶ岳方面は望まれるが、期待していた銚子ヶ口・水谷岳方面の眺望は霞んで見えない。南側の眺望は良くならないので、適当に切り上げ黒尾山に戻る。
山頂 黒滝神社
山頂
黒滝神社
帰路は迷うことも無い。痩せ尾根は注意して通過する。鉄塔L171で一服する。キジがバタバタと慌てた様子で羽音を発てる。

下の送電路分岐でサルを見掛ける。車のところに戻る。黒滝神社を拝観する。帰ろうと橋に向かうと道路をサルが横切る。車を降り、サルの観察となる。棲家は山側にあるようで道路を横切って山に逃げていった。頭数二十以上の集団で子猿も6〜8匹いた。冬が近くなると動物は里に降りて来るのだろうか。


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