行市山

別所山砦跡より行市山
別所山砦跡より行市山

【日 時】2002年12月20日(金)
【天 候】晴のち曇
【山 名】行市山(660m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (13:55)林道登山口--(14:55)行市山--(16:00)林道登山口
【所要時間】2時間 5分
【メンバー 】単独


金曜に有休を取得して遠出を考えていたが、土曜日は天候が崩れるとの予報であった。晴れているが高曇りの天候だった。最近購入した眼鏡が合わずレンズを交換して貰うなどしていたら遅い出発になった。滋賀県の木の本の北にある行市山を目指すことにする。この山は先日呉枯ヶ峰に登った時、田園を挟んで対峙していた山で、なだらかな山の印象がある。

一応、遠出をするつもりでシュラフなどを車に詰め込むが、途中、風呂セットを忘れたことに気付く。 木の本の市街地を抜ける。R365に入り今市を越え、小谷バス停先から左折し林道に入る。ダートの林道を進み高度を稼ぐ。背後に雪の付いた山が現れる。枝道を右に見送り、右にカーブするところに登山口があった。山道は下から上がって道路を横切るように続いている。他に登り口がないか確かめるため車を先に進ませる。木の本方面に田園風景が広がる。登り口はなく、登山口に戻り、車を道路脇に停める。

身支度を整え出発する。登山口には前田利家などの歴史と標高の案内があった。「利家はなぜ負けたか」という案内が道路脇にある。ひと登りで砦跡のある別所山に達する。

林道に沿って上に山道が走る。木の本方面に田園風景や伊吹山が広がる。脇には100M毎に白杭が設定されている。麓から見た印象とは異なり意外に急登である。落葉広葉樹で落ち葉の下が濡れて滑りやすい。東の対岸には存在感のある雪の金糞山と横山岳が望まれる。徐々に高度を上げる。雪が現れる。笹原が現れると山頂の一角に出る。左に杉を見ながら平坦な道を進み山頂に達する。
金糞山・伊吹山方面 標識
金糞山・伊吹山方面
標識
三等三角点をカメラに収める。東に開かれた平坦な山頂だが笹があり眺望はイマイチだった。西側は植林帯になっている。植林を抜ければ眺望も得られそうだったが敢えて行く気はなかった。

帰りは尾根を辿って林道に降りる。雪の上にトレースが残っているが、笹が道を蔽っている。踏み跡が薄いうえに、滑り易い。何度か足を取られる。ヤブっぽいところを通過すると開けたところに出る。雪の横山岳の前に七七頭ヶ岳・己高山などの前衛の峰が望まれる。横山岳から奥には県境の白い稜線が連なり、背後に長大な尾根の金糞山が望まれる。国道沿いに田園が琵琶湖に伸び、呉枯の峰・小谷山の背後に伊吹山がドッシリと控えている。ハッキリした道になり林道まで一気に降りる。

登山口の標識が道路に置いてあった。この林道は車の置いてある林道の枝道だった。林道を下り分岐に達する。登り返しとなり、車のところに戻る。


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