大土山・鷹ノ巣山・呉娑々宇山

大土山
大土山

【日 時】2003年 1月 1日(水)
【天 候】
【山 名】大土山(800m)・鷹ノ巣山(922m)・呉娑々宇山(682m)
【山 域】広島
【ルート】 (8:00)大土山==
(9:05)登山口--(9:40)分岐--(10:13)鷹ノ巣山--(11:00)登山口==
(13:40)登山口--(14:25)休憩--(14:50)呉娑々宇山--(15:25)登山口
【所要時間】1時間55分 1時間45分
【メンバー 】単独


朝、三次の宿で窓を開けて見れば路面が濡れ、雪模様だった。北の山は諦め、鷹の巣山を目指す。R54から県道を南下する。向原でコンビニに入り食料を調達する。途中、道路脇に大土山の案内を見掛けたので「広島県の山」の本を調べる。県道を左折し東広島に向かう。バス停のあるところから林道に入る。 狭い道で少し違和感を感じるがそのまま進む。峠のようなところを越え、右に走る道を進み高度を稼ぐ。盆地に雲海が流れ込んでいる。林道終点に達し、車を停める。

標識のようなものはないがコンクリートの階段が登っている。身支度を整え出発に掛かると、上からネクタイスーツ姿の人が降りて来る。「この道を行けば大土山に行けますか」と尋ねる。「神社の御参りをしてきました。大土山はもう一本東の道です」と言われる。県道まで出て案内してもらう。公園などのある登山口に着くが、雪が降り出し、この山は諦める。

対岸のスカイランが見えている鷹の巣山を目指すことにする。県道に戻り川を渡るが直ぐに行き止まりになる。県道を東に走らせ右折し山田を通過する。林道の終点まで車を入れる。鷹の巣山の標識があり安心する。

身支度を整え出発する。谷沿いに進み丸太の橋を渡る。植林帯の中の道は一直線に一気に登って行く。この山はこんな道が多い。稜線のようなところに出て、他のルートと出会う。

風が吹き、雪が舞い始める。傾斜は増すことはあれ、緩む事はない。下から雪の付いた一直線の坂道を見上げるとウンザリした気持ちになる。息を整えながら喘登を続けるとヒョッコリ山頂に出る。

草付きの広々とした所に山頂小屋があり、傍らには、焚き火の跡が残っている。小屋に設定されているノートを見れば初日が望めたとの記述がある。しかし、辺りは雪が舞い、視界は十数メートルといったところか。

そそくさと山頂を後にする。来た道を戻る。車の所に戻ったところで雪が強く降り出してきた。さらに下に降りると雨になった。県道を南下するに従い、晴れ間が見えるようになった。可倍から南部になると完全な晴れとなる。次は時間的に余裕が持てそうな呉娑々宇山に登ることにする。

広島東ICを目指すが、途中で道を間違え、住宅地の中の袋小路に迷い込む。なんとか、地図を確認し温品という地名に達するが、みくまりへのルートが判らない。コンビニに入って道路地図で確かめ、広島森林公園から直接呉娑々宇山登るコースで行くことにする。安芸府中道料金所前の信号を左折し道なりに進むと広島森林公園前に着く。ゲートが閉まって休園の様子。ルートの案内を確かめ細い林道を奥まで進む。小さな橋を渡ったところに車を停める。
鷹の巣山 呉娑々宇山
鷹の巣山
呉娑々宇山
やや荒れ気味だが、ルートであることは確かなようだ。身支度を整え出発する。少し進むと岩の出た石切場のようなところに出る。コンクリート柱の間を抜け、谷の道を進む。踏み跡は薄く、鈴鹿や美濃のヤブ山の感じだ。

石の積まれたところにプレートがあり谷から離れる。尾根を辿る一気の登りとなる。テープは過不足なしに付けられており、テープを追いながらの登行となる。途中、山腹を走る山道が望めるところで休憩する。

急坂を登り大岩を越えると正規の山道に飛び出る。整備された木の階段をひと登りする。左に曲がると三角点の山頂に到着。木立で視界は利かないが南に広島の市街地と海が望まれる。

山頂を後に南に行くとアンテナ施設が建っている。風下の東側で親子3人が湯を沸かして寛いでいる。反射板から少し下ってみるが視界の良いところは無い。戻りに掛かると先程の親子連れの娘さんからコーヒーを飲んで行かないかと言われ、暫し歓談する。父親からバクチ岩を勧められるが、帰りにイマイチ自信が持てないうえ、暗くなると考えられるので諦めることにする。この山からは広島市の大きな広がりを感じさせてくれた。

来た道を戻る。道をロスすることもなく、すんなり車のところに戻る。本日の山はこれまでとし、着替えを済ませる。広島東から高速に乗る。岩国で宿をとる。


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