白馬山・冷水山

冷水山
冷水山

【日 時】2003年 1月12日(日)
【天 候】
【山 名】白馬山(957m)・冷水山(1262m)
【山 域】和歌山
【ルート】 (8:05)登山口--(8:50)白馬山--(9:35)登山口==
(12:05)鞍部--(13:00)冷水山(13:20)--(13:30)林道--(14:05)鞍部
【所要時間】1時間30分 2時間
【メンバー 】単独


湯浅の宿を早朝に出て、R424へのショートカットを試みるが、道を間違え、山の上まで登ってしまう。吉備まで戻る。R480からR424に入る。白馬道の駅のある宇井で橋を渡った対岸の道を確かめる。「宇井峠への道は今も使える」との返事に気を良くする。

林道は舗装はされているが、狭い上に急坂で谷底まで見える。対向車があれば大変そうだ。一気に登ると平坦な舗装道になる。宇井峠らしい三叉路には標識があったが、道は白馬山方面に伸びている。ガケ下には石が転がっているところもある。案内書にはない道だが、道は白馬山にどんどん近づいて行く。山麓まで達すると道が二手に分かれる。一方は降りているが、他方は山腹を捲き工事中であった。分岐の山陵には登山口の標識がある。工事作業の人の車が通っていく。

道路脇に車を停め出発する。白馬山も綺麗なカヤトの山である。植林とカヤトの間のヤブっぽい道を少し登ると下りになる。下りきると先ほどの道に出てそこからハッキリした山道が付いている。カヤトと植林の間を行くと思っていたが、植林帯の急坂をジグザグを切りながら登る。上方からチェンソー音が聞こえる。2〜3人が組になって間伐作業をしている。挨拶を交わし伐木作業を眺めながら登る。傾斜が緩む。植林帯の中を進むと稜線に達する。林相が変わり、深山の様相を呈する。
旧登山口 高野辻方面
旧登山口
高野辻方面
山頂は見えていたピークの背後にあった。薄暗い木立の中の朽ち落ちた測量櫓の下に三角点があり、視界はなかった。写真を撮り、明るいピークに立ち寄る。カヤトの背が高く満足な眺望はない。木に古い標識が打たれており、登山コースも変化している事を認識する。

それにしても下の林道は山頂まで伸びるのだろうか。伐木作業は本日はどの程度行なうのだろう。などと考えながら下山に掛かる。帰りは林道に出る。登り口には平成13年に登山口が開かれたとの石碑もある。車のところに戻る。

帰路はここから下る道を辿る。上部の方が道はよく、途中からダートになり、白馬トンネル前に出る。概ね道幅が広く、アクセスはこちらが良いと思われる。

R424を竜神方面に進む。途中、清冷山に立ち寄りたかったが、登山口が判らずまたの機会にする。竜神から県道を東に走らせる。県道から竜神本宮広域林道に入る。トンネルを抜け、果無主脈に沿って高度を上げる。安堵山、黒尾山鞍部を確認する。日陰の路面は凍結している。冷水山に直接登る取り付きを探すが、道はドンドン下っていく。直登は諦め、鞍部まで戻る。

身支度を整え出発する。木の手摺ある階段を登ると展望所がある。南側の展望には山また山の素晴らしい眺望が広がる。展望所の奥から山道が伸びる。冬枯れの自然林の中を緩やかに登っていく。進むに連れ雪が深くなる。人のトレースは無いがアニマルトレックが多い。立木で木の影が雪面に投影している。幾つかのコブを越え、黒尾山に達すると冷水山が望まれる。

一旦下ると下から上がってきたトレースに出会う。トレースは山頂には向かわず途中で引き返している。青のプラスチックの透き通ったプレートが現れる。この辺りから雪が更に深くなり笹も覆い被さり、喘登となる。

ひと登りで山頂に達する。南北に切り開きがある。折り重なる山々の景観に接すると紀伊半島の真中にいると実感する。殊に南側の累々たる山並を見ていると「果無」言う名はこの景観を見て付けられたのではないかという思いになる。麗らかな日差しで暫し昼食タイムとなる。三角点や景観をカメラに収める。
木の影 南側の累々たる山並
木の影
南側の累々たる山並
南にハッキリした踏み跡があったので帰路はこの道を辿る。南面は雪は少なくテープを辿り尾根道を下る。先程車で通過した林道に降りる。林道の取り付きには標識、テープ類はなくこの取り付きを探せなかったことを確認する。

舗装された林道をテクテク歩き車のところに戻る。安堵山に行くべきか思案するが、帰路も長いので諦める。県道まで戻り、十津川に向かう。上湯に入る予定だったが、駐車場が一杯で諦める。温泉地温泉の公衆浴場に入る。村民以外の料金が400円になっていた。大塔/五条/大宇陀/榛原/名張と繋ぎ、家内の実家で休憩し、無事帰宅となる。


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