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【日 時】 | 2003年 1月26日(日) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 清冷山(878m)・矢筈岳(811m) |
【山 域】 | 和歌山 |
【ルート】 |
(7:00)登山口--(8:50)清冷山--(10:00)登山口== (11:00)登山口--(12:10)矢筈岳--(13:30)登山口 |
【所要時間】 | 3時間00分 2時間30分 |
【メンバー 】 | 単独 |
清冷山と矢筈岳は和歌山中央部にあり、互いに隣接し、清冷山は近畿百名山、矢筈岳は関西百名山である。清冷山は案内書が少なく、インターネットで検索した結果を頭の隅に入れていたが、登山口に関する情報はいい加減だった。 前夜、「笠松大橋前の林道を」の表現の「林道」を友淵の対岸から南に走る林道と解釈しこの林道を辿った(地図を眺めると清冷山の西側の傾斜が緩かったこともある)。道は進むほど石が転がり荒れた様相となった。車が通った形跡がないので引き返す。 表現を忠実に解釈し、笠松大橋まで行くとダム方向に管理道が伸びていた。100〜200m程進むと右に林道が伸びておりこの道を辿る。狭い道だが車が通った形跡はある。山側に注意を払いながら進むが何もなく林道終点に達する。この林道は違うと思い、半ば諦めながら下りにかかる。出口に近いところでガードレールの上に標識のようなものを発見する。清冷山登山口を確認し、十メートルほど下の空き地に車を停める。 満天の夜空で、寝る時は輝くオリオン、夜中、北斗が頭上に望まれた。朝方に遅い月が出ていたが、夜明けには薄雲が掛かり始めた。簡単に調理パンで朝食とし、身支度を整え出発する。 「清冷山登山口」と書かれた板が地面に転がっている。鉄橋を渡り、植林帯を登る。ひと登りすると谷を挟んで林道が望まれる。道はハッキリしており、テープ類が多い。右に開けた所に出て、山頂方向を確認する。ルートは北北西から伸びているようだ。 急坂をひと登りする。松などが生える平坦な尾根となる。緩やかに植林帯の中を進んで行く。間伐された伐木がそのまま道に転がっている。岩が現れ、その左を登る。南方の常緑広葉樹となる。下の方から国道を走る車の音が聞こえ、木の間からダム湖が望まれる。雪はないが霜柱で道は凍っている。再度、植林帯に入り少し登ると山頂の一角に達する。緩やかに登って行くと山頂に達する。 西に切り開きがあり矢筈岳が目の前に広がる。三角点と山頂標識をカメラに収める。時間もあるので矢筈岳に登ることにする。 帰路、登りで気付かなかった白馬山を木の間から同定する。先々週登ったカヤトの山で北側に堂々と鎮座している。車のところに戻る。R424/県道と車を走らせる。小釜本橋に「鷲ノ川ノ滝」の案内を見つける。「鷲ノ川ノ滝」分岐から先、林道は狭く交差するのに苦労する。地道になり暫く進むと橋が掛かるところに矢筈岳登山口の案内がある。
人気の山のようで小学校の集団登山の記念プレートが数枚ある。西側にもトレールがあったが此方からも登れるのだろうか。三角点と山頂風景をカメラに収める。山頂そのものは木立に囲まれているが周辺からは素晴らしい眺望が得られる。殊に先程登った清冷山が優美な広がりを見せつける。清冷山の紹介は展望もない山との紹介が多いが、この山の魅力はここからの眺めにあるのではないかと思う。カヤトを配する白馬山も風格がある。矢筈岳は見て良し・登って良し・眺めて良しの素晴らしい山で清冷山と共に登れたことに感謝したい。
途中「鷲ノ川ノ滝」を見物する。国道・県道を走り御坊から高速に乗り、無事帰宅する。近所の温泉に入り、疲れを癒す。 |