白髪山・三岳・剣尾山

多紀アルプス
多紀アルプス

【日 時】2003年 2月 2日(日)
【天 候】曇りのち晴
【山 名】白髪山(722m)・三岳(793m)・剣尾山(784m)
【山 域】兵庫・大阪
【ルート】 (8:40)登山口--(9:35)白髪山--(10:20)登山口==
(11:25)大ダワ--(12:20)三岳--(13:00)大ダワ==
(14:35)登山口--(15:45)剣尾山--(16:45)登山口
【所要時間】1時間40分/1時間35分/2時間10分
【メンバー 】単独


前夜、R173を通り剣尾山から登る予定だったが、R173が不通との情報が入ったので、丹波篠山口で宿をとることにした。朝、篠山口の宿を出る。気候は回復傾向にあるというが、小雪が降っていた。R176を南下するつもりでいたが、気付くと北に向かっていた。引き返し、古市から県道に入り鉄道を渡って20〜30Mで左折する。田園集落の道を進む。電車で来たと思われる登山者の団体が道路を歩いている。白髪山と松尾山の住山分岐に突き当たる。白髪山のルートを進む。ダート道になる。傾斜は増すが、積雪はなく路面も凍っていない。東屋が現れ、路幅が広くなっているところが登山口だった。

冬装備に身支度を整え出発する。最初から雪道なのでスパッツを着装する。アイゼンは着装せず。少し登ると左に曲がり、谷を越える。急坂になるが道は整備されている。電光を切りながら高度を稼ぐ。対岸に松尾山が見えるが頂は雪雲に覆われている。ひと登りで稜線の方のようなところに達する。傾斜が緩み、暫く進むとハッキリした稜線に出て展望が開ける。目指す白髪山は雲に隠れ勝ちだが、時々顔を出す。対面の松尾山はズーっと雲の中だ。北西側の盆地が眼下に望まれる。

先に進むと、岩場帯になる。ルートは概ね、南側に取られている。ロープや鎖を掴みながらの登行となり緊張する。半手袋で指先に皮膚に鎖が引っ付く。幸いにも凍った部分は少なかった。岩場帯を抜けホッとする。
登山口 白髪山
登山口
白髪山
潅木帯を抜け山頂に達する。残念ながら雲がかかり眺望はなかった。三角点や標識などカメラに収め、下山にかかる。復路の岩場は勝手が分かっている。往路では直登してしまったところにも南にロープが掛かっていた。天候は良くなる傾向で、行動中雲が掛かっていた山頂部も車のところに戻る頃には晴れていた。次の三岳に向け車を走らせる。人気の山のようで、電車利用の登山者が何人も道路を歩いている。

R372から県道で大ダワを目指す予定だった、途中で道を間違え篠山市街地に入る。何とか県道まで戻り、大ダワに向かう。大ダワには大きな駐車場があり、やや強めの風が吹きあがっていた。大阪ナンバーの車が一台停まっている。
篠山市街地 樹氷
篠山市街地
樹氷
車を停め、先程と同じ身支度で出発する。目指す三岳(大嶽)には雪が掛かり風音が聞こえる。登山口には大ダワの説明や多紀アルプスの案内板がある。道は整備されて、木の階段道が一気に登っている。喘登となり息を整えながら高度を稼ぐ。振り返れば小金ガ岳が大きく競りあがっている。階段道を登り詰めると雪景色の緩やかな雑木帯となる。単独行とピッケルを持った二人の下山者と行き交う。山頂の一角に達する。振り返ると小金ガ岳から多紀アルプスのピナクルが伸びている。
石室 三岳
石室
三岳
先に進むと山頂かと思える岩場に出てその下に石室があった。今度は南北に眺望が開ける。南側には篠山の市街地が広がる。先に進み山頂に達する。アンテナ施設と丸い案内木があるが立木で視界は得られない。三角点などカメラに収め、石室までもどり軽食を摂る。帰路、多紀アルプスの眺望を期待していたが、雪雲が飛んできてしまった。数人の登山者と行き交う。車のところに戻り、次の剣尾山に向かう。

R371に出て、コンビニで昼食を摂りR173に入る。るり渓谷の案内を見てトンネルを抜ける。能勢の郷の案内のある信号を戻るように左折。能勢の郷を左に見て真直ぐ進み「行者岳」の案内に従い左折。暫く進むと右にトイレ施設のある登山口がある。狭い道だが路駐している車につける。身支度を整え出発。
大岩 六地蔵
大岩
六地蔵
整備された木の階段道だが路面が凍っている。大きな岩が次々に現れる。中国風の建物がある。大岩でクライミングを終えた人から「これからですか」と声を掛けられる。時が進むほど天候は回復していくようで、対面の山や能勢の郷の建物が望まれる。岩場を越えたところが顕著なピークではないが行者岳だった。

傾斜が緩み平坦な道となる。雑木林の中の雪道を黙々と登る。青空が現れ、汗が吹き出る。ニホンカモシカの案内を左に見て六地蔵に達する。東側の能勢研修施設からのルートと出会う。月峰寺跡の説明がある。ひと登りで山頂に達する。平たいな大岩があり東西の景観が開ける。南には瀬戸内海も望まれる。方向と距離が書かれた大きな標識がある。これに書かれた地名は理解できるが、近くの山の同定はできない。単独行が息を切らせて登ってきた。来た道を戻る。人気の山のようでまだ登ってくる人もいた。車のところに戻る。
標識 剣尾山
標識
剣尾山
るり渓温泉に入る。700円は少し高い気がした。この日も篠山で宿をとる。


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