ソボ洞・コカシ洞

鞍部から北を望む
鞍部から北を望む

【日 時】2003年 3月15日(土)
【天 候】曇り
【山 名】ソボ洞(739m)・コカシ洞(745m)
【山 域】美濃/岐阜
【ルート】 (12:55)素振谷林道--(14:25)ソボ洞--
(15:20)コカシ洞--(17:05)素振谷林道
【所要時間】4時間10分
【メンバー 】単独


本日は南部が雨模様で岐阜から北は持ちそうな予報になった。根尾街道の日当の東のソボ洞、コカシ洞を目指す。

長良川右岸から揖斐川左岸の堤防の道を走る。堤防脇では菜の花が咲き始め、ツクシを摘んでいる人も見掛ける。先日の釜ヶ谷山の時もそうだったが、堤防の道は道の駅織部の数キロ南で工事中になっている。R157に入る。本の案内では金原からのルートが紹介されているが、日当からの林道もあると記述されている。日当の集落の少し先に林道が上っているがゲートが掛かっている。集落まで戻り、素振谷の林道に車を入れる。林道は狭く荒れ気味で、落石が散乱している。道路は1/3進んだところで抉られた状態になっていた。車を空き地に停める。

上を見上げると送電線が走っている。ポツリと雨が落ちてきたので、傘をザックに入れ出発する。林道は大雨のせいか、大きく抉られ、谷を渡る部分は欠落していた。上部に新道ができたので、この道は今後メンテされることはないと想像する。植林帯の其処彼処から鹿の鳴声が聞こえる。振り向くと二頭が白毛の尻を向け上方に駆けている。分岐になる。地図を確かめ山麓沿いのルートを選択する。
素振谷林道 日当林道
素振谷林道
日当林道
道路中央にはススキが生えている。前方に送電鉄塔が望まれる。素振谷を挟んで対岸の山腹に林道が走っている。平坦ではあるが、谷の部分は道路が完全に落ちているところもある。林道終点に達するがそこから先に明瞭な道はない。上方に新しい道路が走っている。適当に前に進み道路に上がる。

薄っすらと雪が付いている。黄色い鉄塔標識に従う。山頂下の送電鉄塔に出る。西の眺望が開ける。対面には魚金山・高尾山が見える。その背後に見える雪山は雷倉だろうか。北の樽見あたりから上がっているのは岩岳か。

林道まで戻る。鉄塔標識に従い、植林帯を登り、ソボ洞山頂に達する。送電鉄塔が東西に走り、目指すコカシ洞山頂に伸びている。二等三角点がある。360度の視界となる。先日登った釜ヶ谷山も望まれる。同定はイマイチだが舟伏山、大白山らしき山も望まれる。能郷白山方面は山麓は真白だが、山頂付近には雲が掛かっている。
コカシ洞から下り コカシ洞
コカシ洞から下り
コカシ洞
林道に戻る。コカシ洞へ向かう分岐で昼食タイムとし一服する。分岐からの道も落石が多い。鉄塔から鞍部に降りる。潅木の中の硬ゴムの急な階段となる。笹が現れると山頂鉄塔に達する。東の眺望が展ける。鉄塔から少し先のピークに行ってみるが、標識のようなものはない。

天候は回復傾向で陽も射してきた。鞍部まで戻り、金原からのルートを探すがそれらしき道は発見できなかった。宮井谷からも踏み跡らしきものは発見できなかった。分岐まで戻る。帰路は新しい林道を辿る。平坦なメンテのできた山陵の道路で、景色を楽しむ。30分程歩いて素振谷に下る。

来た時の分岐に達し、安心する。車のところに戻るとソボ洞山頂の鉄塔が望まれ、随分、大回りしたことを実感する。しかし、一周り林道を歩いてきたことで、この辺りの山の構造を理解することができた。大回りしたが、このルートが適正なのかもしれない。


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