烏帽子山(敗退)・湧谷山

湧谷山
湧谷山から蕎麦粒・小蕎麦粒・五蛇池・黒津

【日 時】2003年 4月13日(日)
【天 候】曇りのち晴れ
【山 名】烏帽子山(1242m)・湧谷山(1080m)
【山 域】美濃/岐阜
【ルート】 (8:10)イビデンダム--(9:00)林道終点--(9:20)廃道入口--
(10:10)尾根取付--(10:30)イビデンダム==
(11:20)遊ランドスキー場--(13:10)丁子山--(13:35)湧谷山--
(14:20)丁子山--(15:30)遊ランドスキー場
【所要時間】2時間20分/4時間10分
【メンバー 】単独


前日は一日中雨だった。本日は晴れの予報で、近くで長く歩けそうな美濃の烏帽子山を目指す。

家を5:00に出るが、長良川沿いには濃霧が発ち込めていた。木曽三河公園あたりから霧が晴れる。道路脇に菜の花が咲いている。揖斐川沿いに走っている時、朝日が昇る。睡魔が襲い、仮眠を取る。横山ダムから坂内町を抜ける。夜叉ヶ池の案内に従う。昨年通行止めになっていた砂防ダム付近の規制はなかった。イビテンダムの椀戸谷には車が3台停まっていた。何所まで行けるか確かめるため、先に進むが、夜叉ヶ池まで7Kのところで通行止めになっていた。引き返し、イビテンダムの椀戸谷口に車を停め、身支度を整える。

予報に反し、黒ずんだ空で雨もしょぼついていた。記録をあまり確かめず、椀戸谷右岸の林道を進む。車も通行可能な整備された道路だった。暫く進んで間違いに気付くが、林道も延びていることを期待して先に進む。山菜取りや釣りの車が通って行く。谷から離れ10分ほど進んだところで林道は工事中で終わっていた。地図に記載のある地点から殆ど延びていない。
廃道 烏帽子山方面に走る道
廃道
烏帽子山方面に走る道
対岸の上部に烏帽子山方面に走る道が延びている。谷に戻り、廃道に上がる。道は荒れてススキや茨状の草木が多い。谷部は殆ど抉り落ちている。天候は回復傾向で青空も現れる。道は烏帽子山方面に走る道に上がっていくものと思っていたが、下り出した。暫く歩いて、出発点に戻る道と合点する。気を取り直し、尾根付近から取り付くが時間も掛かりそうなので諦める。谷筋は昨日の雨で水量が多い。イワウチワなどを楽しみなから廃道を下る。車のところに戻る。

天候も回復し、別の山を検討する。夜叉ヶ池方面の通行止めの地点まで行って見るが、「猫ヶ洞」の神又谷方面も車は入れない。「大ダワ」までは時間が掛かりそうなので、帰路の途中にある「湧谷山」に立ち寄ることにする。以前、雪のある時この山に挑戦したが、丁子山でリタイヤしたことがある。最近、登路ができたという話をMLで聞いたように憶えていた。

坂内の遊ランドスキー場に着いた時は11時を過ぎていた。大きなRV車が一台停まっている。打って変わった上天気になり、汗ばむ陽気となる。誰もいないスキー場を進む。オオイヌノブグリ、エンゴサク?が咲き誇っている。
坂内町から 遊ランドスキー場
坂内町から
遊ランドスキー場
スキー場上部に達すると左手に道が出来ている。ごく最近作られたと思われ、土が掘り返されている。植林帯の中に数本の鍬が置かれている。勢いよく黄色いアブラチャンの芽が吹いている。潅木の中をジグザグに掘られた急坂が登っていく。以前苦労して登った尾根と出会う。上の方から鈴の音が聞こえ、単独の下山者と出会う。春日井から来た人で、この方も以前、雪の時登って丁子山でリタイヤしたとのことだった。雪の様子など聞き、暫し歓談する。

一気の急坂となる。フト足元を見ると白いキクザキイチゲが咲いている。振り返ると木の間から天狗岳が望まれる。ニセピークのようなところを通過し、右に雪が現れ、やっとのことで丁子山に着く。

稜線の道となり、雪も現れ、快適な歩行となる。足元に焚き火跡がある。ピークを越えると前方に湧谷山が現れ、ひと登りで山頂に達する。山頂そのものは狭いが北側、東側に広いビューポイントがある。
山頂 烏帽子山・高丸
山頂
烏帽子山・高丸
霞で遠望は利かないが、少し雪を残した蕎麦粒・小蕎麦粒・五蛇池・黒津のスカイラインが高く伸びている。先ほど目指した烏帽子山や高丸が雪を抱き、西日で大ダワが黒ずんでいる。揺らめく大気の中に国境の白い山々が屏風のように浮んでいる。暫し、休憩、撮影タイムとなる。

帰路に就く。丁子山からは何度か尻餅を付き、こんなに急坂だったのかという思いになる。スキー場のオオイヌノブグリの花弁は落ちていた。車のところに戻り、帰路に就く。

横山ダムの湖脇の桜は満開だった。チューリップ祭りの木曽三河公園で渋滞に嵌る。家に帰り、近くの温泉で一日の疲れを癒す。


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