袈裟丸山

袈裟丸山
袈裟丸山

【日 時】2003年 4月29日(火)
【天 候】晴れ
【山 名】袈裟丸山(1878m)
【山 域】足尾/栃木
【ルート】 (8:10)郡界尾根登山口--(10:10)1.2k--(10:50)後袈裟丸山--
(11:20)前袈裟丸山--(11:55)後袈裟丸山--(13:55)郡界尾根登山口
【所要時間】5時間45分
【メンバー 】単独


妙義山辺りを通過したが、前々日まで夜間登山で疲れていたせいか、登山の気力はなく、27日は移動のみの日となり、桐生で宿泊する。28日、宿泊先を出て大間々から足尾方面にR122を走らせる。小中で信号を左折し林道に入る。大滝を通過し分岐となる。左の袈裟丸の標識に従う。やや荒れ気味のダート道になる。冬枯れの林の中にアカヤシオが咲いている。傾斜のないワインディングを繰返し、暫く走らせる。右手に後袈裟丸郡界尾根登山口の案内標識が現れる。左手の4〜5台停まれそうな空き地に駐車する。

天候は快晴、身支度を整え、出発する。明るい自然林の冬枯れの中に、急な木の階段が続いている。風もなく早速、汗が吹き出る。ひと登りで稜線に出る。標識があり、直角に右折する。尾根に乗り、笹原の平坦な樺の林の中の快適な歩行となる。緩やかなに登り、ピークのようなところに出て右に曲がる。ここからが群界尾根のようだ。

やや深い笹を少し下る。笹原となり視界が開け、前方に伸びやかな前袈裟の稜線が現れる。対岸の尾根も前袈裟から長く延び、この辺りの山深さを感じる。アップダウンはあるが、概ね平坦な開けた道を進む。若干下り、後袈裟丸への登りに取り付く。針葉樹になる辺りから雪が現れ、一憩する。

樹間から前袈裟が大きく望まれる。一気の急坂になる。後ろからフィットパンツの若者が現れ、勢いよく追い越して行く。締まった雪道になる辺りから傾斜が緩み山頂に飛び出る。後袈裟の山頂は切り開かれているが、視界はイマイチで西が開けている程度だった。3人の単独行が寛いでいた。私もオニギリを食べる。
前袈裟 小丸山方面
前袈裟
小丸山方面
「八反張は風化が激しいので通行禁止」の看板がある。危険なところがあれば引き返すつもりで、空身で前袈裟に向かう。笹の急坂を一気に下る。降り着いたところが八反張だ。両側が脆く崩れ、1M弱の細尾根になっている。尾根の両側に鎖が取り付けられ、現時点では危険性は少ないと思われたが、通行止めにしている理由も理解できた。

ここから前袈裟へはシッカリした道で雪を拾いながら進む。前袈裟山頂手前の岩場からは素晴らしい景観が広がる。奥白根・皇海・後袈裟の稜線が縦列に並び、男体・女峰の日光連山が望まれる。一投足で三角点のある前袈裟に達する。十数人が寛いでいる。期待していた視界は南側が開ける程度だった。小丸山や南部の景観をカメラに収める。

後袈裟に戻る時、後からついてきた人が勢い良い。後袈裟着き「大分木が切られたなぁ」と言って直ぐ前袈裟に引き返して行った。一服していると4人連れが登ってきた。明日からのこともあり、奥袈裟には行かず来た道を戻る。

3組ほどの登山者と行き交う。稜線は風があり心地良い下山となる。稜線を離れると汗ばむほどの陽気になる。車のところに戻る。隣の車はドアを開け転寝をしている。

帰途中、大滝を見物して行く。観光所になっており20台ほどの車が駐車している。豪快に一気に降りる吊橋から眺める滝も落差・水量とも見応えがあった。
吊橋 大滝
吊橋
大滝
足尾方面に進み、草木ダム湖の辺の国民宿舎で宿泊となる。


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