阿弥陀峰

阿弥陀峰
阿弥陀峰

【日 時】2003年 5月10日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】阿弥陀峰(876m)
【山 域】鈴鹿/滋賀
【ルート】 (11:55)林道終点--(12:55)尾根--(13:55)阿弥陀峰山頂--
(15:20)林道終点
【所要時間】3時間25分
【メンバー 】単独


遠出するには遅い時間となったので鈴鹿の阿弥陀峰に向かう。この山は霊仙山の北に位置する山で、GWの初日、霊仙山の登山口に行く時に取り付きを確認していた。醒ヶ井からザックを背負った中高年のグループが丹生に向かって歩いていた。集落を抜け、川沿いに進むと左に浄水場が現われる。左折し林道に入る。「この道は違うので霊仙山へは30M戻って下さい」の看板がある。少し進むとシャガの群落が現われる。やや荒れた林道を走らせる。林道終点は広い空き地になって5〜6台駐車できそうだった。

林道終点には「阿弥陀岳山道」という青い標識があった。身支度を整え出発する。木の橋を渡る。植林帯の中を進む。明瞭な道は直ぐに踏み跡程度の道になる。テープを追いながらの歩行となる。リスが慌てて逃げて此方を伺っていたが直ぐに姿を消す。稜線のような処に出て左折する。マーカを設定する。緩やかに少し進むとまた「阿弥陀岳山道」という青い標識が現われる。標識に気を良くして進むが踏み跡はまた薄くなる。テープが何重にも捲かれた数十本の木が現われる。横の急坂を赤・桃色のテープ追う。登り詰めると、そこからは、背の丈ほどの位置に捲かれたテープが案内してくれる。掘割道が現われ、山腹を捲くように進めば稜線の道に達する。マーカを設定し、小憩する。
標識 霊仙山
標識
霊仙山
踏み跡は相変わらず薄いが、尾根道となりそれ程神経を使わない。南側は自然の潅木となる。小さなヌタ場が現われ、また「阿弥陀岳山道」の標識。ヤブっぽい道となりテープを追いながら進む。少し開けた処から霊仙山が望まれる。展望の利かないヤブをひと登りすると県境尾根と出会う。ふと見ると赤い灯明塔が現われ驚く。ここからはカンフェルトの岩場が現われる。

ルートを少し植林帯に振らせると白い花が咲いている。辺りを見廻すと彼方此方に咲いている。山芍薬だった。私にとって初めて出会う花で、白い大きな花弁、黄色い雌蘂、芯を取り巻く紫色、艶やかで可憐な印象を持った。満開の時期に中った様で蕾:開花:散るの割合は2:5:5程度だった。花は自然の潅木帯にはなく伐木された植林帯の中にあった。暫し、撮影タイムとなる。
灯明塔 山頂
灯明塔
山頂
荒れた植林とヤブっぽい潅木を抜け山頂に達する。山頂も潅木に覆われ視界はない。西側の植林部の開けた処に行ってみるが木立ちで満足な眺望は得られない。山芍薬をカメラに収め帰途に付く。灯明塔から県界尾根に下り掛ける。地図と本を確認し慌てて戻る。尾根からの降口、曲がり地点で、自分の設定したマーカを回収し、無事、林道終点に達する。



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