日野山

日野山
日野山

【日 時】2003年 5月17日(土)
【天 候】曇り後晴れ
【山 名】日野山(876m)
【山 域】武生/福井
【ルート】 (8:10)日野神社--(9:00)林道--(10:20)日野山山頂--
(12:20)日野神社
【所要時間】4時間10分
【メンバー 】単独


1週間前には週末は雨との予報だったが、雲が東海上に抜け、晴れの予報になった。当初はMZ氏,AS氏を交えての山行の計画だったが、都合が悪く、TZ氏との二人の山行になった。長良川右岸のクレールで6時に待ち合わせる。恩田大川入山か日野山を候補に揚げていたが、北陸の方が天候は良いとの予報で迷わず日野山に決定する。この山は福井県武生市にある山で、北陸道を通る時いつも気に掛けていた山である。

岐阜羽島から高速に乗り今庄ICで降りる。国道を北上する。日野山には霧が掛かって山の端が僅かに望める程度だった。南条の市街地を抜け、武生の街に差し掛かる王子保を右折する。日野山の案内に従い、日野神社に達する。

神社の駐車場には7〜8台の車が停まって20人くらいの人が集まって何やら待機している。車を停めて登山の準備をしていると、黒いタクシーがやって来た。花嫁がタクシーに乗り込むところをカメラに収めると縁者の女性から「会社の方ですか」と問われる。「いえ、ただの通りすがりのものです」と答える。暫く、準備がてら、皆と同じように眺めていると、お祝いの紅白の饅頭を振舞われる。縁者と花嫁の乗ったタクシーを見送ると人垣は引けていった。
花嫁の門出 紅白の饅頭
花嫁の門出
紅白の饅頭
身支度を整え出発する。神社の左の植林の鬱蒼とした広い道を進む。谷沿いの平坦な道を暫く進むと砂防ダムに当る。木の階段を登り、堰堤上に出る。満開のタニウツギが迎えてくれる。雨後で谷の水も豊水状態で、山道に泥濘は此処彼処にある。焼餅岩、石の唐戸、弁慶の三枚切岩を通過する。低木の潅木帯で視界はない。ひと登りで林道に出会う。下方に街が望まれ、一憩する。
王子保小児童会の標識 不動明王像
王子保小児童会の標識
不動明王像
暫く進むと水場、休憩所、不動明王像のある室堂に達する。この辺りから急坂になる。荒れた林道と交差しながら登って行く。さほど急ではないが比丘尼ころがし近くになると岩場にロープが現れる。王子保小児童会の「山頂までXXM」の標識が元気をつける。二人の下山者と行き交う。山頂の視界は良くないとのこと。栃などの混じる自然林となる。右に長命水の水場の案内があるが行かず。山頂まで150Mのところで少憩する。

ひと登りで山頂に達する。広場には大きな建物があり、その後方の上に立派な祠があった。少し奥のピークに三角点があった。ユックリ昼食タイムとし、神社で貰った饅頭を頬張る。霞みが掛かり眺望はイマイチである。
比丘尼ころがし 山頂
比丘尼ころがし
山頂
日差しは強いので、そそくさと山頂を後にする。林道を帰路に採る。倒木で道が塞がっているところもある。室堂で休んでいると、高齢の方が勢い良く登ってきた。武生市の人で家から40分ほど自転車に乗ってやってきたとのことだった。この山は地元の人に親しまれている山の様で、軽装の単独行が三々五々登ってくる。車のところに戻る。

もう1山別の山も考えていたが、取り止めにする。ユックリ休んで帰途に就く。山の霧はスッカリ取れ、平地は暑さが漂っていた。田植えの時期を迎え、田園には水が打たれていた。



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