比婆山・イワス

イワス
イワス

【日 時】2003年 6月15日(日)
【天 候】曇り
【山 名】比婆山(670m)・イワス(643m)
【山 域】鈴鹿/滋賀
【ルート】 (12:50)比婆奥社--(13:15)比婆山(13:45)--
(14:25)イワス--(15:05)比婆奥社
【所要時間】2時間15分
【メンバー 】単独


金曜に家内が北海道旅行から帰って来た。北海道は良い天気だったようだが、本州は梅雨に入ってしまったようだ。近年この季節になると何故か体調を崩す。本年も気を付けていたが咽喉が痛く、熱はないが寝る時に咳き込む。山の空気を吸えば回復も早いと考え、土曜は雨を覚悟で出掛けたが、雨脚が強く諦めた。日曜は曇りだが雨は揚っていた。体調もイマイチなので近場の鈴鹿の比婆山にする。この山は鈴鹿北部の主脈から西側に位置する。

ユックリ家を出て、スーパーで買物を済ませ、その足で出掛ける。曇天だが路面は乾いている。関ヶ原からR21/R8を通過。鳥居本町を左折し仏生寺集落に入る。男鬼(おうり)・武奈の案内に従う。この道は男鬼山に来た時通ったことがある。男鬼山分岐まで行くが、道なりに進むと下りになった。オカシイと感じながらドンドン下ると元の仏生寺まで戻ってしまった。傍らの施設では催しがある様子で沢山の車が駐車し、人で溢れていた。地図を確認し分岐まで登り直す。男鬼山に向い鉄塔などから現在地を確認する。戻り、男鬼集落への細い暗い道を下る。集落前で右折して橋を渡り、比婆神社の門を潜る。舗装された道は、カーブを繰返しながらドンドン登って高度を稼ぐ。終点には車が数台停まれそうな空き地があった。

身支度を整える。右に進むと、奥社が奉られていた。その先に踏み跡はない。車のところまで戻ると竹薮の中に薄い踏み跡が伸びていた。ヤブに突っ込むと雨後で雫が多く、雨具の下を着装する。赤布を追いながら緩やかに登って行くと直ぐに、ヤブを抜け稜線に飛び出る。山頂は其処から一投足のところにあった。
比婆神社 比婆山
比婆神社
比婆山
眺望はなくそのまま道なりに先に進む。甲頭倉への降り口の案内があり、その右に薄い踏み跡があった。この踏み跡がイワスへのルートと解釈する。植林帯の一気の下りとなる。かなり降りても尾根には乗らず、踏み跡は薄くなるばかりで引き返す。山頂まで戻り、ユックリ案内書を読み返す。指呼の間に鉄塔が木の間から望まれ、ルートを確認する。

急坂を少し下ると薄い踏み跡に出会う。ヤブッぽい尾根に乗り赤布を追う。一投足で鉄塔下に出る。送電路方向に視界が開け男鬼山が目の前に展ける。ここからはハッキリした道となる。暗い植林帯の平坦な道を進む。枝道を一本、右に見て、若干アップダウンする。コンクリートの堰堤を通過する時、前方をニホンジカが走って行った。開けたところに出ると満開の卯の花が咲いていた。花の香漂う道を進むと顕著な石のガレ場の採石場跡に出る。天狗堂が望まれる。ザックをデポする。右折し、イワスに向かう。荊の混じる壁の際を進む。眼下に採掘された岩場と作業廃屋が望まれる。イワスは絶壁の上の潅木で覆われた石の上にあった。眺望はない。
鉱山跡 イワス
鉱山跡
イワス
ザックのところまで戻る。ガスが流れ出し視界は失われていった。来た道を辿り山頂まで戻り、さらに赤布を辿り駐車点まで戻る。郷の老夫妻と老人独りが軽トラで奥社を訪ねてきた。

車を走らせ人気のない男鬼の集落で着替える。モンシロ蝶をカメラに収めていると雨が降りだした。多賀大社に出てR306で帰途に就く。



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