風越山(飯田)

展望所から飯田市街地と南アを望む
展望所から飯田市街地と南アを望む

【日 時】2003年 7月 5日(土)
【天 候】曇り
【山 名】風越山(飯田)(1535m)
【山 域】長野
【ルート】 (11:45)登山口--(12:30)秋葉山大権現分岐--(12:55)虚空山--
(13:55)白山奥社--(14:20)風越山--(15:00)展望台--
(16:15)登山口
【所要時間】4時間30分
【メンバー 】単独


MLで「今年はヒメサユリの当たり年」との記述を見たので新潟の浅草岳に行くことにする。日曜の予報も新潟は晴れとなっていた。その行くついでに、飯田市の風越山に登ることにする。この山は権現山とも呼ばれ地元の人に親しまれている。

充分睡眠を取って、自宅を出る。岐阜羽島から高速に乗り、飯田ICで降りる。降りたところで、右折し市街地に向かってしまった。風越山は市の西に聳えている。地図を確かめついでに、コンビニでオニギリを買う。山側に折り返し、橋を渡り、適当に尾根に周り込んでいると風越山登山口の案内があった。急坂の林道を暫く走らせる。道脇に2台の車が停まっている。切り返し場のような小広いところに車を停める。ここから上は狭く、急坂になって車の通行は困難に見えた。

身支度を整え出発する。谷には堰堤が掛かっている。急坂の広い道を進む。不動滝の御滝場を左に見送り、植林帯をひと登りする。両脇に石灯篭の建つ稜線に達し、狢坂からのルートと出会う。風越山までのルート案内がある。

道脇には歴史を感じさせる石地蔵が迎えてくれる。日向馬留、苦竹入口などの案内を見ながら、広い緩やかな道をユックリ歩いていると、手ぶらのランニング姿の人が走りながら降りていった。秋葉山大権現の分岐に達し、一休みする。二本の古木は根本が腐りかけているようだ。延命水は帰路に立ち寄ることにし、まずは虚空山に向かう。

電光を切りながら奴谷を左に見送り、急坂を登る。虚空山は東に切り開かれていた。視界は良く、飯田市と南アの連嶺が望まれた。東屋があり、展望案内板で山岳同定を楽しむ。
石地蔵 矢立木
石地蔵
矢立木
やや緩やかに下り、延命水からのルートと出会う。秋に咲く「ベニマンサク」の案内がある。暫く進むと分岐に達するが右(東)側のルートは崩れて通れない。矢立木を左に見て急坂を登る。期待していた展望所には男女が陣取っていたのでそのまま通過する。この辺りから、岩の階段や「南無妙法蓮華経」と書かれた岩が現れる。石の階段を登り、木で造られた屋根の白山奥社に達する。

社の裏手からは道が細くなり、山道らしくなる。一旦大きく下りると、木の根が張り出し、トラロープが現れる。林相も一変し、鬱蒼とした自然林となる。中ア南部特有の笹が現れる。笹を掻き分け頂部に達し、少し先に進むと、切り開かれた広場に出る。三角点と山頂標識がある。木立で視界は利かない。5分で水場の案内がある。少し下ってみるが、展望は得られなかったので、山頂を後にする。
白山奥社 山頂
白山奥社
山頂
展望所に立ち寄る。雲ってはいるが、視界は頗る良い。眼下に飯田の市街地が展がり、その背後に鋸から甲斐駒・仙丈・北・間ノ・農鳥・塩見・荒川・赤石・聖の南アのジャイアント、双子峰の池口、前衛の奥茶臼、鬼面、フォッサマグナの通る、熊伏などが望まれた。恵那山もスッキリと望まれ、恩田大川入山も識別できる。

展望を楽しみ、車のところまで戻る。飯田から高速に乗り、長野豊田で降りる。R117/R252と繋ぐ。途中、十日町では催しがあるようで、ユカタ姿の中高生を見掛ける。R17に出て小出で宿をとる。


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