浅草岳

浅草岳
浅草岳

【日 時】2003年 7月 6日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】浅草岳(1585m)
【山 域】新潟・福島
【ルート】 (7:40)桜ソネ--(8:40)展望所--(9:25)浅草岳山頂(10:05)--
(10:45)展望所--(11:40)桜ソネ
【所要時間】4時間00分
【メンバー 】単独


浅草岳は三百名山である。この辺りは名山が多く私の未踏の山も幾つかある。MLで「今年はヒメサユリの当たり年」との投稿を見て、気象条件も良かったので、急遽、遠征することにした。

起きてみると朝日が出ていた。天気予報を確認する。6時に小出の宿を出る。給油を済ませ、R252に入る。大白川から浅草山荘に車を走らせる。破間川ダムは貯水が殆どない。車の通行量が多く、本日の人の多さを予感させた。橋を渡り、音松荘を右に見る。左に大きな駐車場がある。カーブを繰返しながら高度を稼ぐ。舗装が途切れ、暫く進む。ネズモチ平に整地された大きな駐車場があるが、車は停まっていない。ゲートを抜け、暫く走らせる。桜ソネに近づくと車がごった返していた。素早く空いている道路脇に路駐する。団体を運んできたマイクロバスが降りていく。身支度を整え、出発する。

奥の駐車場は車で溢れていた。少し登ったところで打鐘する。対面に少し雪を抱いた守門岳がユッタリと鎮座している。道は泥濘状態である。十日町からきた3人組がいいペースで抜いていくので付いて行く。暫く、ブナの林の中を緩やかに登っていく。展けたところに出ると森の中に開かれた駐車場がよく見える。15人程の団体に追いつく。前方にピークが望まれる。団体を追い越す。急坂となり、ひと登すると視界の展がるピークに出て休憩する。霞みが掛かり、遠望は利かないが、鬼ヶ面山や毛猛山が望まれる。
鬼ヶ面山 雪渓を登る
鬼ヶ面山
雪渓を登る
人が多くなったので早目に出発する。急坂を登る。ゴゼンタチバナ・アオノツガザクラ・マイズルソウが咲いている。嘉平与のボッチを越えた鞍部には鮮やかな色彩のヒメサユリが咲いていた。初めて出会う「ヒメサユリ」はササユリに比べてやや小ぶりで色が少し濃く、一株に咲く花数が多めという印象だった。崖下にはシラネアオイも咲いている。低木帯を抜けると、左右にロープが張られている。草叢にはイワカガミが群生している。登り詰めると、傾斜は緩み、小さな雪渓を横切る。前岳の分岐に達する。さらに雪渓を登ると山頂が目の前に現れる。木道が敷かれ、ヒメサユリ・ワタスゲ・トキソウなどが道脇に咲いている。木道が切れ、ひと登りで山頂に達する。

一等三角点の山頂からは360度の展望となるが霞みが掛かり遠望は利かない。眼下に只見湖が展がる。少憩しオニギリを食べる。避難小屋方向に足を運ぶ。草原状の草地が広がり、遥か下に蒲生岳の突起が霞の中に浮んでいた。この辺りではヒメサユリはまだ蕾の状態だった。山頂に引き返す。
避難小屋方向 木道と山頂
避難小屋方向
木道と山頂
人が多くなり、早々に山頂を後にする。花を楽しみながらユックリと下る。時が経つほど晴れ渡り、暑さが加わった。この時間ではまだ登って来る人が多く、下る人は無かった。車のところに戻る。路駐の車が連なっていた。大きな駐車場まで下って着替えを済ませる。

入広瀬のヒメサユリ荘の露天風呂で汗を流す。R252/R117と繋ぎ、長野豊田から高速に乗り、無事帰宅となる。

尚、登山中/MLから得た情報によると次月(8月)からはゲートが閉まり、ネズモチ平の駐車場からの歩行となるとのこと。



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