一切経山・吾妻小富士

吾妻小富士
吾妻小富士

【日 時】2003年 8月10日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】一切経山(1949m)・吾妻小富士(1707m)
【山 域】福島
【ルート】 (10:40)兔平駐車場--(11:40)一切経山--(12:00)ビジターセンター--
(13:55)吾妻小富士--(14:40)兔平駐車場
【所要時間】4時間00分
【メンバー 】単独


本年の夏期休暇は8月9日〜8月17日で、東北の山旅(船形山/一切経山/和賀岳/神室山/以東岳/祝瓶山/杁差岳)を計画していた。台風10号が襲来し、8月8日は会社は早退となりそのまま夏休みとなった。

夜半から早朝に近畿に上陸し、速度を速め、北上する予報となった。8月9日に墓参りとお見舞いを済ませる。いつもの様に、日程は決めず、天候を見ながらの気侭な山旅である。

夕刻に家を出発し、岐阜羽島から高速に乗る。中央道/長野道と繋ぎ、妙高SAで仮眠を取る。このSAには仮眠の駐車エリアがあった。8月10日の新潟の予報は曇りで福島の予報は晴れだった。

北陸道から常磐道に入る。新潟で降っていた雨も福島に入ると晴れ、カッとする日射しになった。猪苗代ICで降り、コンビニで食料を買い、R115を北に走らせる。磐梯山の山頂部には雲が掛かっているが、時間が経てば取れそうだ。土湯峠から吾妻スカイランに入る。カーブを繰返し高度を稼ぐ。吾妻連峰が大きく展がる。ビジターセンター手前の兔平駐車場に車を停める。

今までの広い緑の景観とは対象的な、赤茶けた岩の山が前方に見える。身支度を整え出発する。舗装道を下り、浄土平の木道を歩く。ビジターセンターには沢山の観光客が居る。山道に掛かると空腹を覚えたのでオニギリを腹に詰め込む。

軽装の登山者が行き交う。前方には集団が登っている。少し登ると大きな火口が右手に現れる。炎天下のザレた道だが、子供から高齢の人まで登って来る。見事なお鉢を擁する吾妻小富士が対面に見える。ひと登りすると分岐に達する。深い森林に覆われた東吾妻山や鎌池などユッタリとした風景が展開する。右に吾妻小富士、福島の市街地を下に見ながら、緩やかな傾斜を登って行く。
ビジターセンター 鎌池
ビジターセンター
鎌池
山頂には大きなケルンが積まれていた。さらに先に進むと眼下に青い五色沼が見えた。遠望は利かなかったが、家形山から伸びやかな嶺が西吾妻山に続くいていた。広々とした山頂だったが、賑やかな小学生に占領されていた。

昼食を摂り、下山に掛かる。安達太良山など景観を楽しみながら、来た道を戻る。吾妻小富士のお鉢巡りに向かう。ビジターセンターは車で溢れ、警備員が駐車の指示をしていた。
五色沼 西吾妻山
五色沼
西吾妻山
木の階段を登り、お鉢の最低鞍部に達する。観光客が多い。足元を見るとサンダル、ズック、スニーカはてはハイヒール。重厚な登山靴の自分は場違いの感さえ覚える。子連れファミリーが多く、妊婦の人さえ歩いている。

右周りにザレた道を進む。頂部に達するが先の方が高そうだ。先に進むが標識のようなものは無かった。対面に岩の一切経山が望まれ、眼下に福島市街地が望まれる。

観光客の人込みを縫いながら下る。ビジターセンターから兎平の車のところに戻る。

スカイラインを下る。道脇の直売場で桃を買う。福島から東北道に乗り、古川で投宿となる。

現在、西吾妻山が百名山、一切経山は三百名山になっているが、私には吾妻連峰の中心は一切経山のように思え、小学校の集団登山で一切経山を選んでいるのも頷けた。


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