和賀岳

和賀岳
和賀岳

【日 時】2003年 8月13日(水)
【天 候】晴れ
【山 名】和賀岳(1440m)
【山 域】秋田・岩手
【ルート】 (7:20)甘露水の下の駐車場--(8:35)滝倉水場--(9:50)薬師岳--
(11:05)小鷲倉--(12:20)和賀岳--(13:40)小杉山--
(14:30)薬師岳--(15:30)滝倉水場--(16:30)甘露水の下の駐車場
【所要時間】9時間10分
【メンバー 】単独


和賀岳については2年前、登山口を認識できないため、別の山に切り替えたことがあり、MLなどでルートは間違いなかったことを教えてもらった。今回の登山は謂わばそのリベンジとなる。

大曲の宿を5時半に出る。R105への入りかたが判らず、秋田方面に進み、バックする。いい加減に国道を右折したため、真木渓谷へも時間をロスする。渓谷の道は相変わらずの悪路だった。小路又を過ぎると駐車スペースがあり、「この先にも進めますが、駐車できないので、ここに駐車して下さい」の案内がある。2年前来た時は、ここから先は進める状態でなく、諦めた。既に十数台の車が停まっている。私は最終便のようだ。

雨後で泥濘が予想され、下の雨具を着装して出発する。小石で均された道は甘露水の登山口まで続いていた。登山口は車が転回できるほどの広場になっており、3台の車が停まっていた。

山道に入り、植林帯を抜けると曲沢に出会う。細目に標識も設置され、道も充分手入れされている。ブナの森林帯となりジグザグに登って、ブナ台に達する。黄色に色付いた葉を持った女性が降りて来る。暫く進むと、滝倉の水場に達する。ここから先、水場はない。休憩する。

200M進むと、右に滝倉避難小屋の案内を見るが、更地になっていた。テント5張り位の広さか。ブナ林の迷路のような道を1Kほど進み倉方に達する。高木が無くなると一気の急登となり、直射日光を浴びる。岩場を通過し、急坂を登ると大甲山分岐に達し、稜線に乗る。ひと登りで薬師岳に着く。祠の裏に山頂があり、これから目指す稜線が望まれる。小鷲倉が立派に見え、先が長いことを知る。

少し下ると薬師平のお花畑となる。ツリガネニンジン・ハクサンフウロ・ギボウシがあるが黄色いマルバダケブキが目立つ。本日始めての下山者と行き交う。足元は泥濘状態で雨具を脱ぐ訳にはいかない。笹原帯となり最低鞍部から小杉山に登り返す。対岸に見える白岩岳も大きい。平坦な道を進み小鷲倉の取り付きで少憩する。
薬師岳 山頂から南
薬師岳
山頂から南
気を取り直し、登りに掛かる。思っていたほどの斜度はなく、呆気なく小鷲倉に達するが、和賀岳まで2.6Kの標識がある。アップダウンの道となるが、花畑の混じる稜線歩きとなり、気分も和む。十数人の単独行と行き交う。ピークを越えると和賀岳の全容が見える。お花畑の緩やかな登りとなる。

山頂には高下からの3人の登山者が居た。周辺はお花畑で、360度の展望となる。遠望は利かないが、田沢湖、秋田駒ケ岳と岩手山の裾野が判別できる。真昼岳は同定できなかった。眼下の「こけ平」の平たい台地が特徴的だ。高下からの登山者は徒渉した和賀川の水が冷たかったと言っていた。
こけ平 山頂
こけ平
山頂
帰路も長いのでそそくさと山頂を後にする。小鷲倉まで撮影モードとなる。予想通り私が最終便で、稜線に人影は居なくなった。一気に小杉山まで下る。時が経つ程、雲も取れていった。薬師平のお花畑で対岸の白岩岳を見ながら、ユックリ撮影モード。薬師岳で登ってきた稜線を一瞥。

また大甲山に来る機会があるのだろうかなどと考えながら滝倉水場まで一気に下る。水分を補給し、森林帯を甘露水まで。車のところに戻る。

210円の千畑温泉に入る。R13を南下し、JR新庄駅前に投宿となる。



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