祭日とは無関係の土日のみの会社のカレンダーが、昨年から10月の体育の日は休みとなった。週末の予報も良さそうなので、金曜に有休を取得し4連休として、越後に向かう。予定は未丈ヶ岳・荒沢岳・中ノ岳で、未丈ヶ岳は今年の干支の山で、この時期に登らねば冬に入ってしまうので若干焦っていた。
仕事がはねて、準備を済ませ、木曜の夜出発する。岐阜羽島から高速に乗る。直ぐに睡魔が襲い恵那SAで仮眠する。長野道に入り、姨捨SAで朝食を摂る。長野豊田ICで高速を降りR117を進む。十日町を過ぎR252に入る。堀の内でR17に出る。小出からR352に入り、折立から奥只見シルバーラインに入る。トンネル内の泣沢のシャッターが判らず行き過ぎる。戻り、シャッターを案内に従い開けて外に出る。登山口は小さな広場になっており、車が3台停まっていた。
身支度を整え出発する。麗らかな陽気で、この辺りの紅葉は丁度見頃のようだ。少し下ると沢沿いの道となる。板やトタンの橋を渡る。鎖があるところは濡れて滑り易そうだった。谷から離れ、平坦な道を進む。赤い鉄橋を渡ったところが三ツ又口だった。
|
|
渡渉 | スラブ |
標識に従い、クランクのように曲がる。やや急坂をひと登りすると開けた稜線に出る。対岸にスラブのように磨かれた山肌が現れる。谷の奥には荒沢岳が望まれる。緩やかな尾根道となるが、距離は長そうに見える。紅葉と展望を楽しみながら高度を揚げる。974mピーク前で休憩する。
2組ほど下山者と行き交う。少し下り、鞍部の松ノ木ダオに達する。この辺りが中間点とのこと。地名の通り松が特徴的だ。一気の急坂となり、喘登となる。単独行と行き交い情報収集する。ガレ場を抜け、ピークを越える。視界が展がり、越後駒ヶ岳・荒沢岳・燧岳が望まれる。一投足で山頂に達する。
|
|
燧岳 | 荒沢岳 |
展望は良いが笹薮が高く眺望はイマイチ。三角点などカメラに収め、北側に少し下ると、草原が展がった。草紅葉の様相を呈し、眼下にダム湖を配し、毛猛・浅草・守門・会津朝日・丸山・燧岳などの展望となった。
|
|
越後駒ヶ岳 | 未丈ヶ岳 |
ユックリ寛ぎたいところだが、秋の日没は早い。そそくさと山頂を後にする。未だ雪渓を残す、荒沢岳などの眺望を楽しむ。974mピークで少憩。徒渉箇所では薄暗くなったが、暗闇が訪れる前に車のところに戻る。小出で連泊することにする。
|