荒沢岳

荒沢岳

荒沢岳

【日　時】	2003年10月11日（土)
【天　候】	晴れ
【山　名】	荒沢岳(1969m)
【山　域】	新潟
【ルート】	(7:05)銀山平--(8:00)前山--(9:25)前嵓-- (11:15)荒沢岳山頂--(13:25)前嵓--(15:15)前山--(15:55)銀山平
【所要時間】	8時間50分
【ﾒﾝﾊﾞｰ】	単独

予報が変わり、良い天気は本日までとなった。昨日見た荒沢岳に向かう。小出の宿を６時に出る。銀山平の登山口の伝ノ助小屋には重装備の登山者達が準備をしていた。天候は高曇りといったところ。車を停め、身支度を整え、出発する。

水場を過ぎると林の中の一気の急坂になる。喘登となり、早速ひと汗流す。ひと登りで前山に到着。航空測量用の標石がある。一憩する。

少し下り、伝ノ助小屋からの道と出会う。緩やかな道を小さなピークを越えながら進む。駒ヶ岳や未丈ヶ岳が望まれる。前方に前嵓の岩峰が現れる。急坂となり岩場の基部に達する。


奥只見湖	駒ケ岳

ストックをザックに括る。鎖場と梯子の岩場帯となる。斜度があり、緊張を強いられる。ひと登りしたところで小憩する。ここが前嵓と思ったが難所はこの先にあった。一旦捲き気味に下り、岩場の一気の登りになる。濡れているところもあり、一歩一歩慎重に登る。ずっと鎖が設置されており、緊張が続く。ヤッとのことで岩場の上に達しホッとする。難所はここまでで、皆、一様に休んでいる。ここが前嵓だった。荒沢岳に伸びる稜線が見える。


前嵓	中ノ岳

緩やかな道を辿ると一気の急坂になる。下山者も多くなる。息を整えながら、一歩一歩進む。下山者からの情報で、稜線に出る前に一本入れる。


燧岳	山頂

稜線の道も岩場帯で慎重に通過する。山頂は人で溢れていた。雪渓を抱いた中ノ岳、越後駒ヶ岳が眼前に迫り、兎岳からの山稜が伸び、山並は巻機山方面に遥かに続いている。赤く燃ゆる山腹の背後に平ヶ岳、燧岳が展開する。北に目を転ずれば、青く光る奥只見湖に未丈ヶ岳・浅草・守門・会津朝日・丸山が望まれる。暫し眺望を楽しむ。


万年雪	紅葉

下山に掛かる。万年雪などの眺望を楽しみながら前嵓まで下る。鎖場を慎重に下る。中間のピークで一息入れ、梯子を下る。前山までも意外に長く感じる。谷音が聞こえ車のところに戻る。

この地方は一週間晴天が続き、紅葉が一気に深まった様子で、天候・眺望にも恵まれ、越後の秋を存分に楽しむ山行となった。

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