猿ヶ山

猿ヶ山
猿ヶ山

【日 時】2003年10月18日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】猿ヶ山(1448m)
【山 域】富山
【ルート】 (10:30)ブナオ峠--(11:30)ピーク前--(12:50)猿ヶ山--
(14:30)ピーク前--(15:40)ブナオ峠
【所要時間】5時間10分
【メンバー 】二人


次の日は試験を受けるため、遠出はできない。家内も久しぶりに出掛けるということで、来年の干支の山に登ることにした。愛知の猿投山は冬に行けるので、富山の猿ヶ山を目指すことにした。ここ数年、前年に次の干支の山に登り、賀状に認めることにしている。

7時前に家を出る。岐阜羽島から高速に乗り、東海北陸道に入り荘川で降りる。R157に入り御母衣ダム湖畔の狭い道を進む。脱輪しているダンプを見る。三方崩山や三方岩岳が望まれる。白川道の駅の対面の神社が祭りで賑わっている。北陸側から高速が白川郷まで伸びている。ブナオ峠への道は石川側が崩れているため、上村側からのみ入ることができるようだ。舗装された林道を進みブナオ峠に達する。以前訪れた時の小屋はなく更地になっていた。登山口の駐車場は溢れんばかりの車で一杯になっていた。道路脇に路駐する。

身支度を整え出発する。皆、大門山に向かっている。「登山口はこちらですよ」と声を掛けられる。「猿ヶ山です」「失礼しました」「いえ、ありがとうございます」。左に大門山を見ながらブナ林の平坦な山腹の道を進む。左に池が現れ、大獅子山登山口の小さな標杭を右に見る。山腹を進み、稜線に出たところに、遭難碑があった。緩やかな稜線の道を進む、桧の木が現れ、大きな老木もある。木の間から目指す稜線が右に曲がっている。谷を挟み大門山がブナの木の間から見える。心地良い風が吹き上がり一憩する。
大門山 猿ヶ馬場
大門山
猿ヶ馬場
コブのように盛りあがったところが現れる。このコース唯一の急坂で喘登となる。道はシッカリしているが、笹が覆い被さり、藪っぽい。少し下ったところで石川の市街と日本海が見える。南東の視界が展がり、白山・笈・大笠・大門・猿ヶ馬場・人形などが望まれる。上の方から何やら音楽が聞こえる。見晴らしの良いところで三人が寛いでいた。一人がハーモニカを吹きながら小さなギター?を奏でていた。話を聞くと猿ヶ山は藪で山頂は判らなかったとのことだった。ユックリ聞いてはとの進言だったが先を急ぐ。

笹は背丈ほどになり、疎林帯となりブナの木も大きくなる。ナナカマドの赤い美が青空に映える。緩やかな道を笹を掻き分けながら進む。笹で覆われた平坦なピークを通過する。一旦下った先に高いところがあったので先に進む。やや傾斜のあるところを登り、暫く進む。広く切開かれたところに出る。

辺りは平坦で、木立で展望が利かないが、三角点と山頂標識がある。晴天で風もない麗らかな小春日和となり、昼食タイムとし、シートを展げ、ユックリ寛ぐ。三方山方面のルートを辿るがビューポイントはなかった。

同じ道を辿り帰路に就く。遭難脾から大獅子山に寄っていく。展望を期待したが、ビューポイントはなかった。ブナに当たる陽光を楽しむ。ブナオ峠にはまだ10台ほどの車があり、下山者で賑わっていた。
山頂から どぶろく祭り
山頂から
どぶろく祭り
五箇山道の駅で家内はお土産を買っていた。白川の道の駅の対面の神社では「どぶろく祭り」が行なわれていた。酒の振る舞いは終わっていた。足元のふらついた泥酔した人を見かける。家内は白川郷は初めてとのことで、夕暮れの街中を通過して行く。平瀬温泉の共同浴場で汗を流す。¥330。荘川から高速に乗り、無事帰宅となる。



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