畑仕事を終え、家内の母の親類の家を廻って戻ると、昼になっていた。別府マラソンのスタートの砲声を聞いてから実家を出る。名張でR165を左折、R368に入る。下太郎生のバス停を左折する。倉骨林道分岐から富士見峠への林道に入る。ここからダート道になる。枝道が多いが要所には標識がある。右側が崩れて狭くなったところを越えると富士見峠となる。車を路脇に停め、身支度を整える。
少し上がった鞍部が富士見峠である。整備の行き届いた一般道と離れる。植林の中の稜線を辿る。伐木が多い。が、テープも薄い踏み跡もある。植林帯から開けた下笹の潅木帯となる。左に開けたカヤト帯が見える。一気の急坂となり岩場が現れる。振り返ると雪を抱いた尼ヶ岳が大きな裾野を広げている。再度、植林帯に入り、ひと登りで頂の一角に達する。雪道となり、やや右に曲がるように稜線を進む。顕著なピークが現れる。尾高山V峰と書かれた標識がある。木立で展望はない。
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富士見峠 | 尾高山 |
前方のなだらかなピークを目指す。テープと踏み跡を追いながら緩やかに下る。雪の中の裸木が独特の景観を醸す。っと、前方に2匹の鹿が足早に駆けて行く。道が下りになるところに尾高山U峰のプレートがあった。
踏み跡とテープを追いながら来た道を辿り、富士見峠まで戻る。時間もあるので尼ヶ岳にも登っていく。
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裸木 | 尼ヶ岳 |
打って変わって整備された木の階段道になる。気温が低いようで、自然道の案内辺りは雪も凍っていた。尾高山を撮っているとデジカメの電池が切れてしまった。一気の雪の階段の道となり、登るほどに眺望が展ける。山頂は大きな広場になっていた。南の稜線には大洞(雄岳)が望まれ、北には、今、登った尾高山が見える。西には太郎生の集落が眼下に広がり、対岸には倶留尊・二本ボソ・古光山が連なる。その背後には住塚・国見などの山も見える。日も傾き出したので、景観を楽しみながら、来た道を辿り、車のところに戻る。
名張に出てR165を走らせ、実家に戻る。軽く食事を済ませ、伊勢道/東名阪で無事帰宅となる。
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