大烏帽子山・大丹倉・表丹倉

大烏帽子山山頂から七里御浜
大烏帽子山山頂から七里御浜

【日 時】2004年 2月 8日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】大烏帽子山(362m)・大丹倉(488m)・表丹倉(599m)
【山 域】三重
【ルート】 (8:05)登山口--(8:40)担い石--(9:00)大烏帽子山--
(9:45)登山口==(11:00)札立峠トンネル==
(11:35)林道終点--(12:20)表丹倉--(12:55)林道終点
【所要時間】55分・1時間20分
【メンバー 】単独


ユックリ睡眠をとり新宮の宿を出る。雲も風もない晴天となった。R42を走らせ、井田舞子のバス停を左折する。標識に従い、右折し、鉄道を潜る。集落に入り、井田観音を左に見る。集落を抜けると、ミカン畑が広がり、大烏帽子山が現れる。舗装道を辿ると左に案内板があり、道が細くなる。車を停め、身支度を整える。

ミカン畑の作業用道を進むと、植林帯に入る。概ねシッカリした道だが、踏み跡の薄い急坂もある。ひと登りで「担い石」の標識のある稜線に達する。50〜60cm四方の石が6〜7個転がっている。左にピークを見て、少し下ると、別のルートと出会う。タンタンと緩い傾斜を登って行く。標高は低いが意外と距離を感じる。
大烏帽子山 展望台
大烏帽子山
展望台
山頂は開かれ、白い木枠の展望台があった。台の上からは360度の大展望となる。東側は熊野〜新宮まで七里御浜の海岸線の全貌が望まれ、強い光が海面から映える。熊野川の河口の鵜殿の工場から白い煙が出て、対岸の狭い場所に新宮の市街地が広がる。西には大森山・子の泊が目の前に展開し、烏帽子・大雲取の那智の連山が背後に連なる。北は大蛇峰・長尾・妙見など熊野周辺の山が一望できる。景観を楽しんだ後、下山に掛かる。

勝手が判ったので担い石までショートカットで尾根伝いに進む。ユックリ来た道を辿る。道辺でツツジの花を見かける。ミカン畑では作業が始まり、煙が上がっていた。

R42に戻り、北上して、神志山から県道52に入る。金山を通過すると、舗装された細い道となる。札立峠トンネルから妙見山に行くトレイルがあると考えて踏み跡を追うが判らず。稜線に出ようと挑戦するが、岩壁とヤブで退散となる。

トンネルを抜け、暫く下ると赤倉の集落となる。大丹倉の案内に従い、県道を離れる。林道を進み、終点に達する。大きな木の案内がある。大丹倉まで5分とのことで手ぶらで出掛ける。

石の階段を登ると均された台地に出る。左に大きな岩がある。岩の上に上がると真下に川が流れている。風が吹き揚り、足が竦むような高度感を覚える。
大丹倉(岩の上から) 大丹倉(下から)
大丹倉(岩の上から)
大丹倉(下から)
林道終点に戻り、表丹倉を目指す。天狗山荘を左に見て、民家の上の墓場を横切る。植林帯に入る。急な薄い踏み跡を過ぎると明瞭な道になる。緩やかに登った後、平坦な道を進む。右への捲き道を進むと、表丹倉の標識があり、岩壁の上に出る。足元からスッパリ切れ落ちた荒々しい眼下の光景とは対照的に対面には育生町の長閑な田園風景が展がる。背後には雪を抱いた大峰の山々が展開する。
表丹倉から育生の集落 表丹倉から東側
表丹倉から育生の集落
表丹倉から東側
来た道を辿り、車のところに戻る。県道52に出て、尾川川沿いに下る。大丹倉を下から見るポイントで撮影タイムとなる。育生の集落に出て表丹倉を眺めるが、壁が見えず、迫力はイマひとつ。

奥瀞温泉に出る。R169/R309/R42と繋ぎ保色山の登山口を確かめるが良く判らず。伊勢道/東名阪で無事帰宅となる。


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