妙見倉・鷲ノ巣山・保色山

妙見倉
妙見倉

【日 時】2004年 2月21日(土)
【天 候】
【山 名】妙見倉(630m)・鷲ノ巣山(807m)・保色山(1028m)
【山 域】三重
【ルート】 (8:00)神木登山口--(9:20)妙見倉--(10:45)鷲ノ巣山--
(12:05)尾川分岐--(12:30)尾根取り付き--(13:30)神木登山口==
(14:50)大又随道登山口--(15:50)保色山--(16:40)大又随道登山口
【所要時間】5時間30分・1時間50分
【メンバー 】単独


気温が昇り、春のような上天気になるとの予報だった。熊野の宿を出て、R311を走らせ、神木から川沿いに進む。川の奥は岩が林立し岩襖の様相を呈していた。妙見山の標識が現われ、登山口の近くの路脇に車を停める。

身支度を整え出発する。ミカンが稠密に実る畑の中を進む。鳥居の中を抜けると防護用の壁となる。中を覗くと、猿の被害に遇った様子で、ミカンの実と皮が散乱していた。

古くから歩かれてきた山道のようで、シッカリした石段の道が続く。町石が所々に設置されている。木蔭の中だが、気温が高く汗が噴き出る。傾斜の強いところは少なく、西ノ峯を左に見ながら、徐々に高度を上げる。傾斜が緩み、植林帯の中を進む。19町石を右に見て、アンテナ施設の分岐となる。石の階段を登ると御神体の大岩が現われ、その下に白石の敷かれた祠があった。視界はなく鬱蒼とした境内を想わせる大木の中に妙見倉の標識があった。大岩を回り込むルートはないようだった。
神木の奥の岩場 町石
神木の奥の岩場
町石
分岐まで戻る。先に進むと尾川の分岐となり、左に曲がる。三つのアンテナ施設があり、一番奥が展望地になっていた。東側に開けていたが、ススキが蔽い、霞みが掛かり、展望はイマイチだった。妙見山の最高地が目の前に見えるが、先に鷲ノ巣山を目指す。

横垣峠の分岐を左に見て、踏み跡の薄い稜線の植林の中を進む。2つ程ピークを左に見て西側の捲道を進む。ここからは捲道は東側になる。テープを追い、薄い踏み跡を辿り、アップダウンを繰り返す。取付きの手前で開けたところがあり、鷲ノ巣山の北側の垂壁が望まれる。

緩やかに植林の中を登り、尾根に達したと思われたので、右に曲がり尾根に取り付く。踏み跡を追い、暫く進む。テープが全く見当たらなくなった。道を外したことを認識するが、ピークまでの距離は僅かと考え、そのまま尾根を辿る。行く手に大岩が現われる。北側はバッサリ切れ落ちている。岩場の左手の林の中の木掴みながらの登行となる。枯れたて腐った木がヘシ折れ、肝を冷やす。3〜4回、捲きを繰り返す。尾根の上部になると直線的に上がる切開きがある。山頂の一角に達しホッとする。
鷲ノ巣山 鷲ノ巣山山頂
鷲ノ巣山
鷲ノ巣山山頂
東南方向に切開きがあり眺望を楽しみながら一憩する。ヒヨドリ山へは大きく下っていたので、ここまでとする。帰路は東に降りる道を辿る。

シッカリした道でトラロープも張られている。下り着いてから左にトラバースする。高チラ山の分岐からは、また薄い踏み跡になる。往路の取り付きまで、アップダウンを繰返す。南から東に山腹を捲く。意外に距離を感じる。尾根道は植林帯で眺望の利く場所は少ない。北に先日訪ねた大丹倉の岩が見える。アンテナ施設まで戻る。

妙見山の最高地を踏んで行こうと考える。尾川の案内に従い、平坦な道を暫く進む。ケルンから、上の道を辿るが、県境維持路のようで、妙見山の取り付きらしい道はなかった。分岐に戻ると稜線に踏み跡が伸びていたが、シャリばて気味になったので諦める。

石段の道をユックリ下り、車のところに戻る。車を走らせ、コンビニで食にありつく。R42を走らせ大久保平から左折する。橋を渡り林道に入る。舗装が切れる辺りからグングン高度を揚げる。山腹の壁に沿って細い道が刻まれ、高度感を感じる。大又随道の入口に保色山登山口の標識がある。大きな木を積んだダンプが通り抜けて行った。

暗い植林帯の一気の急坂を登ると、鞍部に達する。反対側に網ネットが張られ、開けた大きな裸地がある。トンネルを抜けた道路には車が2〜3台停まっている。高城山らしい、ピラミダルな山が望まれる。伐採地&崩壊地を左に見ながら竹で少し藪っぽい稜線を進む。植林帯では踏み跡が判別しにくくなり、テープを確かめながら進む。急坂の途中に檜の老木を見る。ピークの一角に達し、傾斜が緩む。平坦な道となるが、意外に距離を感じる。植林帯の中に自然木があり、ここから左に進むと山頂に達する。
高城山 保色山山頂
高城山
保色山山頂
三角点と山頂標識がある。木立で眺望はない。東側が開かれているようだがガスが昇ってきた。早々に山頂を後にする。来た道を辿り、車のところに戻る。

海辺には霞みが掛かり、明日の天候も崩れそうな気配を感じたので帰途に付く。R42/伊勢道/東名阪で帰宅となる。


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