![]() |
【日 時】 | 2004年 3月27日(土) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 黒津山(1193m) |
【山 域】 | 岐阜 |
【ルート】 |
(10:30)駐車場--(11:15)休憩--(12:10)取り付き-- (12:55)休憩--(13:20)稜線--(14:40)黒津山山頂-- (15:45)取り付き--(16:00)休憩--(17:05)駐車場 |
【所要時間】 | 6時間35分 |
【メンバー 】 | 単独 |
金曜は休みを取ったが、保険の更新手続きなどで一日が潰れてしまった。久しぶりに残雪を求めて岐阜の坂内町の遊ランドスキー場の奥にある黒津山を目指す。この山は、湧谷山に登った時から暖めてきた山でもある。 低気圧が抜け、高気圧が張り出し、朝方は冷えるが午後からは気温も上がるとの予報だった。長良側右岸から揖斐川左岸の菜の花の堤防の道を走らせる。揖斐川町手前のコンビニに入る予定だったが店舗は更地になっていた。先に進むがコンビニはなく、国道を戻り、食料を仕入れる。藤城道の駅辺りに雪は無く、花も少ない。天狗岳の麓の対岸のダム湖道路が整備されているように見えた。坂内町に入ると役場の横に道の駅が出来ていて驚く。遊ランドのスキー場を左に見て、川沿いに進む。雪は全く無く、スムーズに車の走行可能終点に着く。車が2台停まっている。ここから先は道は荒れ、とても車は走行できない。 遅い出発になったが、身支度を整え、出発する。広めだが荒れており歩き出すと直ぐに崩壊地に出る。崩壊地に沿ってロープが降りて直登となる。上に走る道路に出る。崩壊箇所が続き、ロープも張られている。蕎麦粒・五蛇池に登った時はこのような崩壊はなかった。この道が車道として復活することはないだろうという思いになる。やや下り気味になる。対岸の山腹から落ちる滝の水の勢いがよい。 雪が現れ、スパッツを着装する。クサレ気味の雪で一歩一歩が埋まる。先行者が居るようで、スノーシューと足巾の小さ目の踏み跡が新しい。ドロ土の混じった小規模なデブリを2箇所ほど通過する。スノーシューの若い男性の二人組を追い越す。登山ではなく、植物の調査をしているように見えた。広目の林道から川沿いの道に入るところで男性の二人組が渓流靴で川を下ってきた。 最初は川を避けて夏道に沿っていたが、雪で歩き難いところも現われる。温かい陽気で川に入りながらの遡行となる。尾根の末端が現われ、迷ったが先に進む。薄い踏み跡を追うと、夏道の蕎麦粒・五蛇池の取り付きが現われる。もう少し暗い印象があったが、冬枯れで明るい徒渉点だった。少し不安があったが時間も遅いので、植林帯が上がっているのでここから取り付く。
黄色いテープも現れ、人跡を確信する。上に行くほど雪も締まるが、午後の時間で雪は緩み気味である。なるべく地面が出ているところを選んで高度を稼ぐ。先人のテープと自身のトレースがあり、マーカーの設定は不要となる。振り返ると谷底から壁のように小蕎麦粒が厳つい姿を見せている。何箇所か急坂をこなし、稜線に達する。
木立はあるが大きな展望が展がる。南には金糞・貝月・伊吹が望まれ、東には天狗が大きな裾野を広げている。連なる稜線の上に五蛇池が頭を出しミノマタ・上谷と続く。能郷白山・若丸山など白い奥美濃の山々が中空に浮んでいるようにみえる。対岸には蕎麦粒・小蕎麦粒が仁王のように聳えている。 絶景を楽しんで下降点に戻る。時間も遅いのでアラクラは諦める。雪道の帰路は往路苦しんだ分、楽しめる。蕎麦粒・小蕎麦粒をカメラに収めながら、余り滑らない雪を駆け降りる。マーカーやトレースを確認しながら植林帯を通過し取り付き地点に戻る。
4人組みが軽装で登って来る。翌日、蕎麦粒に登るとのことで夏道の様子を聞かれる。スノーシューを脱着している二人組みと挨拶を交わす。崩壊地を通って車の所に戻る。 途中、水が流れているところで靴を洗う。坂内町の道の駅に立ち寄るが閑散とした感じだった。大相撲は千代大海が魁皇に負けたことを報じていた。 |
![]() |