雲取山・滝波山・天ヶ岳

雲取山
雲取山

【日 時】2004年 4月 3日(土)
【天 候】曇り
【山 名】雲取山(911m)・滝波山(876m)・天ヶ岳(788m)
【山 域】京都
【ルート】 (10:55)花背高原スキー場跡--(11:25)寺山峠--(11:30)一の谷出会い--
(11:55)雲取峠--(12:10)雲取山--(13:35)花背高原スキー場跡==
(14:00)林道--(14:15)滝波山--(14:35)林道==
(15:00)百井峠--(15:25)天ヶ岳--(15:45)百井峠
【所要時間】2時間40分・35分・45分
【メンバー 】単独


低気圧が抜け近畿、東海地方は晴れだが、北陸地方はぐずつくとの予報であった。当初考えていた、美濃の滝波山は諦め、京都北山の雲取山を目指す。

この二日、家内が咽喉風邪で寝込んで、山行を誘ったが、まだとの返事だった。7時半頃家を出る。東名阪/R1/琵琶湖大橋を渡る。R365に入り、小出石からR477に入る。百井峠、花背峠と大きくな峠を越え、花背の集落に入る。花背高原バス停の小学校横の荒れたダート道を進む。スキー場跡に車を停め、身支度を整え出発する。

スキー場横の広い道からチョロチョロと水の流れる山道になる。スッキリ伸び充分に手の入った杉の植林帯を通過する。ひと登りで寺山峠に達する。稜線に巡視路が通っているようだ。峠を越え、暗い植林帯を少し下ると、一の谷に出会う。平坦な小川沿いの道を遡る。川の左手(右岸)にエントツのある二階建てのロッジが現れる。少し徒渉しながら進み、左手にやや急坂を登ったところが雲取峠であった。未だ新芽も硬い冬枯れの潅木帯で、霞みのかかる麗らかな日差しの中に鶯の声が聞こえていた。反対側の少し下ったところに小屋があるが帰りに寄ることにする。一本を決め、オニギリをほうばる。

笹原を抱いた見えていたピークは捲き道となっていた。木の間から雲取山が現れる。一旦下って登り返しとなる。辺りはブナなどの混じる自然林となる。山頂には大きな三角点の標石があった。木立で眺望は得られない。ニの谷に下り、一の谷出会いまでのルートも考えたが諦める。
一の谷沿いの山小屋 雲取峠
一の谷沿いの山小屋
雲取峠
帰途、峠で見えていたなだらかなピークに登ってみるが山頂方面の良好な眺望は得られなかった。この稜線には其処彼処に鹿フンがあった。峠の下の小屋は京都府大ワンゲル部のりょうぶの小屋で、新しい焚き火の跡があった。来た道を辿り、車のところに戻る。

花背峠から北に大見尾根沿いに走る林道に入る。右にアンテナ施設のピークが見える。ダート道になる。チロル小屋跡付近から荒れた道となる。青少年キャンプ場と花背から揚がっているルートと交差する。このポイントの先に車を停め、歩き出す。歩き出すと直ぐに荒れた状態が解消する。少しアップダウンのある車道を進む。暫く進むと、滝谷山の標識があった。暗い植林帯の急坂をひと登りすると稜線に達し、左に進むと山頂となる。均されているが、辺りは鬱蒼とした植林帯で視界はない。三角点をカメラに収め、早々に来た道を辿り、車のところに戻る。

鞍馬方面から別れ、R477になると一気の坂道となる。峠らしいところに着くがここが百井峠とは判らない。火事注意に標識の杭に、「鉄塔を経て天ヶ岳」と黒マジックで書かれている。空身で出発する。植林帯の中に明瞭な道が走っている。若干のアップダウンを繰返すと、鉄塔下に出る。本日初めての大きな視界が展がる。地図を持参せず、山岳同定ができないのが悔やまれる。稜線沿いに進むと明瞭な道が走っている。少し下り、登り返すと山頂になる。大原の里10名山や鞍馬駅などの標識がある。来た道を辿り、車のところに戻る。
チロル小屋跡 鉄塔から
チロル小屋跡
鉄塔から
雨もパラツキ出したのでナッチョは辞めにする。明徳対済美の高校野球中継を聞きながら帰途に付く。

雲取山は私にとって関西百名山の最後の山となった。春先で花や緑には乏しかったが、人には会わず静かな京都北山を味わえた気がする。


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