藤原岳

藤原岳
藤原岳(天狗岩)から

【日 時】2004年 4月10日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】藤原岳(天狗岩)(1171m)
【山 域】三重
【ルート】 (8:15)大貝戸登山口--(9:35)六合目--(10:15)九合目--(10:30)藤原岳山頂小屋--
(11:10)天狗岩--(12:20)藤原岳山頂小屋--(14:20)六合目--(15:30)大貝戸登山口
【所要時間】7時間15分
【メンバー 】4人


鈴鹿の藤原岳に福寿草を愛でに出掛ける。久しぶりの友人との登山であるが、喉風邪に罹ってしまった。自宅近くに名古屋からのTZ氏、AS氏が集まり、車に乗り込む。MZ氏と8時に木和田尾の取付きで待ち合わせる予定だったが、判らず、道の駅で落ち合う。駐車場のある大貝戸登山口に移動する。早目の時間だったが下の駐車場は満車状態だった。

身支度を整え出発する。晴天で暑くなりそうな天候だった。神社の前を通り、植林帯を行く。2合目、3合目と良く踏まれた道をタンタンと進む。冬枯れの明るい2次林が現れる。何組かの登山者が追い越していく。日差しが強く、5合目で休憩の予定だったが、適当な場所がない。少し登った6合目付近の植林帯で一本立てる。

7合目を通過し、植林帯を抜けると少し開けた8合目となる。泥濘を避け、冬道を進む。コバイケイソウの若芽の出る急坂となる。福寿草もチラホラ現れる。左に捲きながらの登行となる。稜線に乗ったところが9合目で、濃尾平野が眼下に展がる。聖宝寺からの登山者も加わり、8合目からの様子を聞く。泥濘はなく道は乾いているとのことで、スパッツは着装しない。
コバイケイソウの若芽 展望丘
コバイケイソウの若芽
展望丘
石灰岩の混じる歩き難い道となるが、雪は全く無く、道は乾いている。福寿草も盛期を迎え、朝日を浴びて開いている。ひと登りで山頂小屋に達する。AS氏の発汗が多く、小屋の上の平地で、休憩タイムとなる。

展望丘には行かず、天狗岩に向かう。緩やかに登って幾つかアップダウンを繰り返す。行く手に雪の消えた伊吹山、テーブルマウンテンの霊仙が望まれる。雪は白瀬分岐付近にホンの少し残っている程度だった。苔蒸したカンフェルトと夥しい落ち葉、冬枯れの樹木と青空の間に福寿草は光を浴びて咲いていた。岩の混じる小高いピークを登り、左手に進むと天狗岩に達する。

眼下に谷が落ち込み、鈴鹿の眺望が展がる。指呼の間に展望丘が望まれ、治田峠から銚子岳、静ヶ岳、竜ヶ岳、釈迦、国見、御在所と鈴鹿の主脈が伸びている。雨乞、綿向、銚子ヶ口、日本コバ、天狗堂、サンヤリと枚挙に暇がない。記念写真を撮って、平坦なところに戻る。ここからは御池方面が望まれる。麗らかな陽気となり、ここで昼寝を決め込む。
天狗岩から展望丘 福寿草
天狗岩から展望丘
福寿草
福寿草をカメラに収めながら来た道を戻る。小屋付近は人が多く、展望丘には行かず下山する。9合目付近までは、まだまだ登って来る団体がいた。聖宝寺分岐からは、若干下山者も減る。往路休憩した6合目付近で一本入れる。来た道を辿り、大貝戸登山口まで戻り、神社の境内の水場で顔を洗う。車のところに戻り、喫茶店で雑談をして、解散となる。

この季節、3年連続して藤原に登ったことになるが、今回が一番遅い日になった。土曜のせいか人はそれほど多くなく、山頂付近の福寿草は盛期だった。


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