朝日岳

朝日岳
朝日岳

【日 時】2004年 8月 1日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】朝日岳(1945m)
【山 域】群馬
【ルート】 (4:45)林道車止め--(5:05)謙信尾根分岐--(5:35)休憩--(6:35)上部鉄塔--
(7:50)清水峠--(9:10)ピーク--(10:10)ジャンクションピーク--
(10:45)朝日岳山頂--(11:25)ジャンクションピーク--(12:25)ピーク--
(13:00)清水峠--(14:45)謙信尾根--(16:00)林道車止め
【所要時間】11時間15分
【メンバー 】単独


朝日岳は谷川連峰の東に位置し、山頂に地塘を有する秀麗な山である。昨年、八海山の後、朝日岳に向かったが工事中で諦めた。清水の民宿を4時過ぎに出る。R291を走らせると工事中の車止めとなる。ボックスがあり付近の案内地図がある。先行者が路脇に車を停め、身支度をしている。釣りが目的の様子である。私も路脇に車を停め、身支度を整える。

車止めを抜け、広い道を緩やかに降り、河原に達する。一般車が入って3人でキャンプをしている。上に行く工事ゲートと河原の工事の2つのゲートがある。道を尋ねると河原沿いに行くと清水峠の案内があるという。ゲートの横の大石に赤ペンキで←清水峠と書かれている。砂防ダムであろうか、川工事を右に見て、広い作業道を進む。道が細くなると案内板が現れる。右に折れ、河原に出る。渡渉となる。水量は左程ではないが、上陸ポイントが判り難い。上方に線が渡されているが、少しズレている。黄色いペンキマークがありここが対岸のルートだった。

謙信尾根の取り付きは叢に覆われている。ブナ林の急坂をジグを切りながら登って行く。早朝で直ぐ息があがる。鬱蒼とした感じがしたのでクマ鈴をつけるが、直ぐに明るい林になる。一気の急坂で2度ほど少憩する。

下から見えていた送電塔に出る。下の方に道路工事の重機が見える。道は送電鉄塔を追うように続いて行く。やや傾斜が緩み、尾根道となる。鉄塔下に出ると、右に特異な山容の大源太山が迫る。北の巻機山方面は晴れているが、目指す朝日岳の山頂部は雲が掛かっている。赤屋根の小屋の建つ清水峠が前方に現れる。

辺りは一面笹原となる。七ツ小屋山の山腹を捲くようにルートを辿る。途中、水がチョロチョロ流れていた。見えていた赤い屋根の建物はJRの施設で横に大きな風車もある。その先の小さな小屋が避難小屋だった。風が強く風下で休憩する。
大源太山 清水峠と七ツ小屋山
大源太山
清水峠と七ツ小屋山
昨日の疲れがあるのか、体調があがらない。緩やかに登り鉄塔下の通る。少し左に廻るように下り、地塘の横を抜け、取り付きになる。坂を登り2つ目のピークで少憩する。何時もの活動時間となり体調も回復した感じになる。

上方に人が現れ、寛いでいるようだ。やや急坂になる。見えていた人は4〜5人の女性の中高年グループだった。ひと登りで稜線の南側に入る。巻機山からの大きな山が連なりが目に飛び込んでくる。細めの稜線となり、登山者と行き交う。尾根の上部に出ると傾斜が緩む。ジャンクションピークに達し、ザックからツェルトなどをデポする。

霧が流れる中を、山稜の尾根道を進む。下方に地塘が見え、やがて大きな平原が展がる。木道を下り、宝川温泉からのルートと出会うと、ひと登りで山頂に達する。

山頂にいたテント泊の二人が水汲みに降りていった。山頂風景をカメラに収めていると、下から声が聞こえ、3人連れが登ってきて、関東百名山達成の横断幕を広げカメラを撮っていた。ガスが徐々に晴れ、笠が岳も姿を現す。
朝日岳 笠が岳方面
朝日岳
笠が岳方面
山頂を後にすると、沢登りらしい3人が宝川温泉分岐に荷物をデポし山頂に向かっていった。ジャンクションピークでデポした物を回収する。尾根の細い岩場を通過しているとき、突風で帽子を飛ばされてしまった。急なガレッぽい岩場で拾いに行くのは諦める。陽射しが強くなり、手拭をほう被りにして対応する。

野晒しで直接陽射しを受ける道が続く。2ツ目のピーク下の日陰で休憩する。午後になるほど晴れ渡り、鉄塔下からは谷川連峰も望まれた。避難小屋には3人のパーティが寛いでいた。七ツ小屋山の山腹を横切り謙信尾根に乗る。巻機山から連なる大きな山も全て姿を現す。

樹林帯に入りホッとする。足元を見るとカブトムシが動いている。残った食料を平らげながらユックリ下る。渡渉点の河原で体を洗う。川を渡っていると、女性用と思われる登山靴が一足、石の上に打ちあがって、中には赤い靴下があった。

河原を辿り、車のところに戻る。R291を戻り、五十沢温泉に入り、汗を流す。R253/R117/長野道と辿り、来たときと同じルートで家路に就く。



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