渡島駒ケ岳(砂原岳)

渡島駒ケ岳(砂原岳)
渡島駒ケ岳(砂原岳)

【日 時】2004年 8月 9日(月)
【天 候】曇り時々雨
【山 名】渡島駒ケ岳(砂原岳)(1113m)
【山 域】北海道
【ルート】 (5:20)望洋公園駐車場--(6:05)東屋--(7:50)砂原岳--
(9:00)東屋--(9:20)望洋公園駐車場
【所要時間】4時間00分
【メンバー 】単独


8/7〜17の夏期休暇は北海道の山旅に充てることにした。直前まで粘ったがフェリーは
往路 8/ 8  1:30 敦賀発   〜 8/ 8 20:30 東苫小牧着
帰路 8/14 23:30 東苫小牧発 〜 8/15 20:15 敦賀着
となった。目指す山はオプタシケ・カムエク・ペテガリ・渡島駒の名山巡りである。日高の大きな山を含んでおり、日程的にタイトなものと思え、札幌の友人との再開は割愛することにする。

8/7は東名阪の高速に入るが、車が進まずヤキモキする。伊勢にある墓掃除をした後、家内の父の病院を訪ねる。家に戻り、荷造りを済ませる。21時頃家を出て23時頃に敦賀の到着。24時前にフェリーに乗り込む。以前より時間が遅いので風呂には入らずそのまま寝込む。船内ではテレビの天気予報などを見ながら時間を潰す。津軽海峡を横切り、噴火湾に入り、日没となる。太平洋側に出ると、やや揺れを感じる。定刻に東苫小牧に到着。初めての港だが周囲に街らしい気配はない。

8/9は前線が南下し、その通過する時間が気になる。いきなり日高に入るのは止めて、渡島駒ヶ岳の一峰の砂原岳を目指す。渡島駒ヶ岳は剣が峰を中心に4Kは登山規制がなされている。苫小牧で給油し、伊達で食料を買い込む。睡魔が襲い、仮眠をとりながら、噴火湾沿いに国道を走らせる。森でR5を左折しR278に入る。道の駅つーるど・プラザ・さわらで地図を確認。登山口の案内に従い、右折し、山麓に向かう。途中道路が横切るところもあるが、案内標識がある。道路の終点が望洋台駐車場になっており、車中泊となる。

早めに起きるが、山頂付近の雲の流れが速い。海側も山麓の海岸線が確認できる程度で日の出は見えなかった。身支度を整え出発する。ゲートの横の案内板を確認する。左に沢を感じながら林を進むとダート道に出る。そのまま真直ぐ進むが、沢を横切る。引き返しダート道を十数M尾根側に行くと木の階段道があった。尾根に乗り、カラマツ林の中を進む。下草が刈られており、手入れの行き届いた道となる。右に折れると上方に東屋が見える。東屋から少し下り、西円山鞍部に登り返す。下草が刈られているのはここまで。草原の西円山を右に見て左折し、砂原岳への取り付きになる。
東屋 西円山
東屋
西円山
草原を暫く進むと、四合目の標識が現れる。草付きが途切れ、砂の混じるザレた急坂となる。柔らかいところがあり歩き難い。五合目の標識からひと登りすると傾斜が緩む。787ピークから7合目までは西風が強い。雲の中に入り、視界が閉ざされる。8合目付近は風の裏側に入り、ホッとする。岩に付いた黄緑色の苔が印象的だ。岩場を越え、ガレ場となり、ペンキマークを追う。登山道としてはまだ荒れていない。岩場やガラ場を抜け、稜線の一角に達し、傾斜が緩む。バラバラと大粒の雨が落ち、慌てて雨具を着込む。強風とガスの中を進み、山頂に達すると同時に雷鳴が響く。

直ぐに来た道を引き返す。断続的に大粒の雨が降る。雨に濡れた岩場を慎重にこなす。雲の下に出ると、街が見える。雷鳴に追われるように小走りで坂を駆け下る。西円山鞍部に達し、東屋でホッと一息つく。

森林帯に入り、フカフカの絨毯のような道となる。車のところに戻り、道の駅で着替えを済ませる。山の上は相変わらず雲が掛かっていたが、下は暑かった。噴火湾沿いに進む。時間が過ぎるほど天候は回復し、茹だるような暑さになった。国道を走るに距離感を感じるようになり、伊達から高速に乗る。R235を東南に進み、以前来た事がある神威山荘で投宿となる。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる