旭山

山の神
山の神

【日 時】2004年 9月19日(日)
【天 候】曇り一時雨
【山 名】旭山(755m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (13:15)林道--(14:20)L181鉄塔--(14:35)L182鉄塔--
(14:50)旭山--(15:15)L181鉄塔--(16:50)林道
【所要時間】3時間35分
【メンバー 】単独


世間は3連休だが、T系列の会社は土日のみ休みで祭日には無関係なカレンダーになっている。さらに土曜が休日出勤となり、休みは日曜のみとなった。

予報も雨で半ば諦めていたが、明けてみると晴れて雨の心配の少ない天気となった。家内と買い物を済ませ、久しぶりに鈴鹿に出掛けることにする。午後からの登山になり、行き先を旭山にする。この山は紅葉尾の背後の岳からノタノ坂に伸びる中間に位置する山である。

R421を走らせ石グレ峠を目指す。田圃の畦道には彼岸花が咲いている。連休の中日としては意外に交通量が少ない。石グレ峠は南側が工事中で重機があった。黄和田の集落を右に見て、暫く進み右折し、橋を渡り左折、政所に向かう。政所の集落を抜けるところから林道に入る。荒れ目の林道を進み、送電維持路の分岐に車を停める。

身支度を整え出発する。黄色の中電の送電維持路の標識に従いL182を目指す。この先は車が入っていないようで、道路には石がゴロゴロ転がり、深く抉れた個所もある。突き当たりは中央部に太い鉄骨が剥き出した砂防ダムとなる。両岸にアルミの梯子が登っている。梯子を登るが林業の作業用に作られたものだった。そのまま右岸から堰堤を越える。どうも中央の鉄骨の間を来るのが正解だったようだ。
堰堤 送電路
堰堤
送電路
二股となるが、右股に最近作られたような平たい橋が掛かり、土石流のセンサーのようなものが設置されている。薄暗い谷に入る。苔むした古い道が伸びているが、崩壊が激しい。2〜3度谷に下りて戻り、高捲きを慎重に通過する。二股になるが右に中電の標識がある。

崩れ掛けた硬ゴム階段がルートを示す。谷から離れ、やや急坂になるが、ルートが明瞭になり、広めの抉れた道が伸びる。ジグザグに登っていくと、ふと、大きな杉に囲まれた祠が現れ、中には石地蔵が奉られていた。

山ノ神から少し登るとL181の送電鉄塔に出る。視界が展がり対面に日本コバが望まれる。初めてのコースで思わぬ時間を要してしまった。一本入れる。

東に進み、黄和田からの稜線に乗る。左に折れ、暫く進むとL182の送電鉄塔下に出る。ここからは鈴鹿の主脈、南北に走る送電線、割山・不老堂などが望まれる。また樹林帯に入り、視界は無くなる。落ち葉で敷き詰められた広いヌタ場を通過する。鹿の声が聞こえ、緩やかなアップダウンが続く。雨が落ち出すがすぐ小止みになる。キトラ・東山のルートを示す紫のテープを左に見る。少し登ると切り開きがあり、三等三角点があった。

木立で視界は無く、山頂標識もなかった。先に進んでみるが、徐々に下りだし、分岐になり一方には君ヶ畑の標識があった。山頂まで戻り、帰路に就く。
日本コバ 旭山山頂
日本コバ
旭山山頂
時間も遅いので東山・キトラ山は諦める。来た道を辿り、2つの鉄塔で小憩する。谷沿いの道は勝手が判っているので難なく堰堤上部に出る。堰堤は中央の鉄骨部を抜けて林道に出る。足に痛みを覚え確認すると、ヒルが食い付こうとしていた。

車のところに戻り、靴を脱いでみると左足2個所、右足4個所ヒルに噛まれていた。靴底にも一匹ヒルがいた。着替えを済ませ、水で傷口を洗い、帰途に就く。


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