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【日 時】 | 2004年 9月24日(金) |
【天 候】 | 晴れ後雨 |
【山 名】 | 焼山(2400m) |
【山 域】 | 新潟・長野 |
【ルート】 |
(9:50)アマナ平--(10:50)大曲--(11:45)大谷-- (12:20)坊坊抱岩--(13:20)草付 --(14:20)焼山-- (15:35)水無ノ谷分岐--(16:45)大曲--(17:40)アマナ平 |
【所要時間】 | 7時間50分 |
【メンバー 】 | 単独 |
金曜に久しぶりに有給休暇を取得した。新潟・長野の県境にある焼山を目指す。この山は昭和49年に噴火があり、現在登山禁止になっている。北側に火口があり、噴火があれば、土石流や火砕流はこの斜面に発生する、とある。インターネットで検索すれば、本年8月末禁止緩和を想定し登山道の整備が行われたと新潟日報の掲載があった。 秋雨前線が掛かり、週末の予報は難しくなったが、金曜は午前中は持ちそうな予報だった。木曜定時に仕事を終え、帰宅後準備に掛かる。21時頃出発。関ヶ原から高速に乗り、北陸道を走る。眠気が襲い、尼御前SAで仮眠を取る。グッスリ寝込み、6時頃起き出す。 石川から富山に入ると北アの山々がスッキリ見える。糸魚川ICで高速を降り、R8を東進し、笹倉・焼山温泉の案内に従い、梶屋敷で右折する。早川沿いに車を走らせる。前方に焼山が現れるが、隣の火打山には絶えず雲が流れている。右手には険しい鋸山などが見える。対岸に焼山温泉を見ると直ぐに笹倉温泉に突き当たる。川沿いに進み、舗装道が左に曲がる。そのまま進むと放山の中腹をどんどん高度を揚げる。土砂崩れの工事中に突き当たり、引き返す。 下まで戻り、橋を渡ると、木の標識がある。消えかかっているが焼山登山口と書かれている。ワインディングを繰り返し、高度を揚げる。砂防公園と焼山登山口入口4Kの分岐になる。左に曲がり砂防公園に行って見る。分岐に戻り、平坦な道路を進む。焼山登山口入口2Kの案内に従い、左に曲がる。アマナ平の焼山登山口入口にはコンクリートの避難用シェルターがあった。 路脇に車を停め、身支度を整え、出発する。賽の河原などの地名から一面のガレを予想していたが、視界の利かない樹海が伸びていた。足元は若干の石が混じるが、平坦な道をタンタンと進む。展望所に出ると前方に焼山が大きな姿を現す。路脇には赤い実を付けた草が多いが名は判らない。1時間ほど歩いたところで一本入れる。
快適な平坦な道を辿ると、谷に出る。上方に山頂付近のローソク岩が見え、テープがあったのでそのまま谷沿いに進む。テープが消え、ルートを間違えたことを認識するが、草付きまで距離はないと判断しそのまま谷を詰める。谷には大きな浮き石が多く、谷を避け右岸の藪に突っ込む。右に谷を見ながら暫く藪を漕ぎ、草付きの下部でマーカーを設置して谷に降り、草付きに出る。
「焼山 2400M」の山頂標識が現れる。風を避け岩場の風下で休憩する。ケータイは三本立つが通話は不成立。視界は無く、帰路が心配になる。 山頂の下降ポイントを行き過ぎ、ペンキマークを確認する。鎖場を慎重に通過する。ノーマルルートから離れ、ローソク岩から下降する。時間が経過するほどガスが濃くなり、草付き下部でも視界はない。岩場の北側に下降してしまい、風も無くルートを間違えたことに気付く。左にトラバース気味に下降し、左から風を受け左に谷を見る。暫く下ると往路で通過した赤岩と三角錐の岩場を発見する。
霧が更に濃くなり、スピードを加減しながら林道を下る。笹倉温泉に浸り汗を流す。糸魚川で投宿となる。 焼山へは火打山や金山からの稜線からはアプローチが長く時間を要す。北側からはアプローチが短い反面、谷への下降があり雨後など土石流の留意が必要になる。火山の山で地獄谷・大谷のルートを整備しても何時かは流されてしまう状態にあると思われる。 |