石墨山・瓶ヶ森

瓶ヶ森
瓶ヶ森

【日 時】2004年10月16日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】石墨山(1456m)・瓶ヶ森(1896m)
【山 域】愛媛
【ルート】 (9:20)唐岬の滝入口--(11:05)石墨山--(12:30)唐岬の滝入口==
(16:05)駐車場--(16:35)男山--(17:00)瓶ヶ森山頂--(17:50)駐車場
【所要時間】3時間10分・1時間45分
【メンバー 】単独


待望の約束された秋晴れの週末がやってきた。月曜に有休、金曜を半休で3.5日の連続休暇を取得した。300名山で最後になってしまった四国の瓶ヶ森と一等三角点百名山の二ノ森を目指す。瓶ヶ森はこれまで冬季2度挑戦したが何れも時間切れで敗退している。今回は山頂直下まで伸びている林道で済ませる予定である。

12:15に仕事を終え、家に直行。雑用を片付け、簡単に準備を済ませる。18:00頃に家を出発。東名阪、R1と繋ぎ、栗東から名阪に乗る。中国道、山陽道と繋ぎ、瀬戸大橋を渡り四国へ。4100円。高松道から松山道に入り、西条で降り、駅前のビジネスホテル泊。寝床するが、夜半から祭りが始まる。この15〜16日は、東伊予の祭りの時期になっているようだ。朝起きて見ると次々に山車がやってくる。

R11に出てR194を遡上するが、先日来の台風の影響で、石鎚山との分岐で通行止めになっていた。R11に戻り、松山方面に向かい、徳吉で左折しR494に入る。唐岬の滝まで入るが黒森峠はガケ崩れのため通行止め。石墨山登山口の案内があり、峠越えを諦め、車ここに置いて石墨山を目指す。

駐車場には7〜8台の車が停まっている。身支度を整え出発する。植林帯の中をジグを切りながら登っていく。ひと登りで開けた割石峠に出る。左の林の中に東温高校の山小屋があるが、鍵が掛かっていた。倒木の混じる平坦な植林帯を過ぎると、急坂15分の標識が現れる。一気の急坂をこなすと、開けた稜線に出て、白猪峠からのルートと出会う。松山の市街地、三方ヶ森など西側の眺望が良く、老夫妻がカメラを構えていた。前方に見えるのは皿ヶ嶺か?

ほぼ直角に左に曲がり、ブナの混じる平坦な尾根道となる。葉が少なく紅葉はイマイチ。四国笹の笹原を右に見て、岩場のピークに出ると前方に石墨山が現れ、視界が展がる。ステップが切られた岩場を越え、自然林の稜線を辿る。

山頂には三角点があり、女性が独り寛いでいた。眺望は良く、東には二ノ森・堂が森などの石鎚山脈西側が望まれた。南には久万の街や大川嶺などの山々が見える。女性は山事情に詳しく、久万から石鎚スカイライン(7時〜18時)に行けること、瓶ヶ森林道の情報などを教えて頂く。
岩場から二ノ森・堂が森 石墨山
岩場から二ノ森・堂が森
石墨山
そそくさと山頂を後にする。3〜4組ほどの登山者と行き交う。稜線下降ポイントには数名のグループが寛いでいた。写真を撮っていると、「愛媛放送ですがインタビュー宜しいでしょうか?」と尋ねられ、シモドモドロに答える。来た道を辿り、車のところに戻る。唐岬の滝までは500Mで諦める。

R11まで戻り、県道に入り、大橋から御坂川を遡る。この辺りはお遍路さんが数組歩いていた。三坂峠手前からR33に入り、高原町から県道、R494と繋ぎ、石鎚スカイラインに入る。カーブを切りながら高度を揚げる。左手に二ノ森、そして石鎚山が現れる。天に突き上げる岩山を見ながら、土小屋に到着。瓶が森林道に入る。ヨサコイ峠まで下り、ワインディングを繰り返し高度を揚げる。路肩が崩れているところもある。剣のような子持権現山を左に観る。登山口を確かめ、林道から降り、広い駐車場に車を停める。
三方ヶ森方面 瓶ヶ森
三方ヶ森方面
瓶ヶ森
整備された木の階段、均された石の道、氷見二千石原との分岐を通過。四国笹の広がる氷見二千石原、石鎚山、バオバブのような立ち枯れ木のビューポイントがあり三脚を構えた人がいる。石のゴロつく急な坂をひと登りすると社と祠のある男山山頂に達する。山頂は狭く、吹きあがる風が冷たい。風下で休憩がてら、雨具を着込む。10人ほどの団体と行き交う。右に岩壁、左に笹原を見ながら快適に歩を運ぶ。瓶ヶ森山頂は広く三角点と祠があった。東に伸びる東黒森や伊予富士などに西日が当たり、スカイラインに山陰が覆ってきた。
立ち枯れ木 石鎚山の落日
立ち枯れ木
石鎚山の落日
来た道を辿る。カメラマンが石鎚山への落日にシャッターを構えていた。日没となり車のところに戻る。土小屋まで戻り、国民宿舎下の広い駐車場で車中泊となる。


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