からたきの峯

からたきの峯
からたきの峯

【日 時】2004年10月24日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】からたきの峯(1124m)
【山 域】長野
【ルート】 (10:40)林間広場林道ゲート--(11:15)登山口--(12:05)ピーク--
(12:50)からたきの峯--(13:55)新池--(14:45)林間広場林道ゲート
【所要時間】4時間05分
【メンバー 】二人


朝、ユックリ起きて宿を出る。鉢伏山から二つ山に登るつもりで宿を出るが、崖の湯から先は通行止めになっていた。塩尻駅で「からたきの峰」の案内を聞く。この山は塩尻市の最高峰で熊と出会い格闘した人のサイトを見たことがある。

R19を桔梗北で右折、サラダ街道を走る。途中、農協の朝市で、リンゴ・ナシ・ミカンを仕入れる。レタス・大根はここでも高値。洗馬から小曽部川沿いの集落を進む。奥平を過ぎ、白滝の案内を左に見て、東屋のある林間広場を見る。白滝の上のダート道を進むと、狭い荒れた道になり、行き止まりとなる。コンクリートの堰堤の下に踏み跡があるが、一般道ではない。駅で手に入れたパンフレットでは林間広場からのルートが案内されている。林間広場まで戻り、林道のゲート前に車を停める。

身支度を整え、地図も持たず、出発する。熊出没の標識があり、家内は殊更に鈴を鳴らしながら歩き始める。林道は平坦だが徐々に高度を揚げていく。松の植林帯を抜け、上部に送電線の走るところに黄色い電力会社の標識がある。カーブを越えても道が伸び、どこまで行くのだろうかと心配になる。30分ほど歩いたところに「新池 から滝の峯 登山道」の新しい木の標識がありホッとし、一本入れる。
登山口 黄葉のカラマツ林
登山口
黄葉のカラマツ林
ジグを切りながらの山道となる。黄葉のカラマツ林と笹の深緑が強いコントラストを示している。カラマツの落ち葉がクッションを成し、笹は広く刈り込まれている。やや急な部分もあるが、良く踏まれた道で、快適に歩を運ぶ。鞍部に出ると新池が現れ、祠がある。池の中には水芭蕉が涸れていた。

尾根に乗ると、道は笹の切れ株が残り、急坂でヤブっぽくなる。風が吹き抜け寒さを感じる。ひと登りしてピークに出ると、ルートが2つ走っている。右のルートに進むと下っており、前方に烏帽子山が望まれた。一本入れ、防寒に雨具を着込む。

平坦な尾根道となり緩やかにアップダウンを繰り返しながら、徐々に高度を揚げていく。深山を思わせる、モミ系の古木が千手観音に見える。歩を進めていると、前方数メートルから大きな動物を思わせる笹音が左右に聞こえ思わず立ち止まる。「でた!」と声を発すると家内が後方で立ち止まる。姿は確認できず、声を揚げながらその場を通過する。
新池 山頂から東を望む
新池
山頂から東を望む
倒木を跨ぎ、やや急坂を登ると山頂に達する。山頂標杭、二等三角点、道祖神のある広場になって、東側の眺望が得られた。塩尻の市街地が望まれたが、高ボッチや鉢伏は雲で見えなかった。霧訪山は良く判らなかった。中央アの経が峰方面も山頂に雲が掛かっていた。

来た道を帰る。先の笹ヤブで大きな声を発しながら通過していると登山者が現れ驚く。先方もゲート前の車で入山者があると認識して来たと言っていた。互いに情報を交わす。登山者と会ったことでホッとした気持ちになる。新池で一本入れる。

林道までの下りは意外に距離を感じる。登山者に教えて貰ったヒラタケを確認しながら、タンタンと歩を運び車のところに戻る。戻ったところで家内に先のサイトのことを伝える。予想通り知っていれば行かなかったという答えが返ってきた。
山頂方向を望む ヒラタケ
山頂方向を望む
ヒラタケ
滝の上まで車を移動し、下るが橋が壊れていたので、白滝入口まで下る。滝は水量が多く迫力があった。周辺の紅葉は既に晩秋の面持ちだった。親水広場まで下り、着替えを済ませる。

小曽部川沿いの道祖神を撮りながら、サラダ街道に出る。塩尻ICから高速に乗るが長野方面にミスエントリー。塩尻北でその旨を料金所の人に伝え、Uターンさせてもらう。名神ジャンクションで渋滞に嵌る。無事家に帰り、近くの温泉に浸る。


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