高見峠〜伊勢辻山

雲ヶ瀬山と高見山
雲ヶ瀬山と高見山

【日 時】2004年11月20日(土)
【天 候】曇りのち晴れ
【山 名】伊勢辻山(1277m)
【山 域】奈良
【ルート】 (12:10)高見峠--(12:45)三角点--(13:05)雲ヶ瀬山--(14:00)ハンシ山--
(14:45)伊勢辻山--(16:10)南タワ--(16:30)雲ヶ瀬山--(17:10)高見峠
【所要時間】5時間0分
【メンバー 】単独


家内との山行を予定していたが、またもや用があるとのこと。家用を片付け、計画していた高見峠〜伊勢辻山に出掛ける。

東名阪からR25に入り、針で降りる。榛原・菟田野と繋ぎ、R166に入る。東吉野に入ると山の頂部には雲が掛かっていた。高見山登山口を左に見て、高度を揚げ、高見トンネル手前から峠越えの道に入る。峠の駐車場は車で一杯だった。スペースを見付け駐車する。

峠はガスが掛かり風が吹き抜けていた。東屋でいた人も「止まると寒い」と言っていた。冬支度にして出発する。植林帯の薄暗い水平道をタンタンと進む。植林帯から明るい自然林に出ると一面落ち葉となる。保護石で囲まれた三角点のあるピークに出て、ここが雲ヶ瀬山かと思い、一本入れる。少し下ると雲ヶ瀬山の標識が現れる。白杭の遭難碑を左に見て、登り返した雲ヶ瀬山ピークにはプレートがあるのみだった。

一気の下りとなり、落ち葉の下の地面が濡れて滑り易い。見晴らしの利くカヤトの肩部には団体が寛いでいた。左に緩やかに曲がるように更に下る。南ダワの標識のある最低鞍部には西から古い林道が東に伸び、峠の様相をなしていた。薄暗い植林帯のピークを越える。透明のプレートに「北部台高縦走路とハッピノタワ」書かれた案内板があった。

切り開かれたところに出ると夫婦連れと行き交う。振り返ると高見山が大きく見え、頂部の雲も徐々に取れている。鹿よけネットを左に見ながら、伐採跡を快適に進む。植林帯の中のピークにはハンシ山の標識があった。
落葉 伊勢辻
落葉
伊勢辻
落ち葉の敷き詰められた自然林の緩やかな道となり、緩いピークを越えると、伊勢辻まで30分の黄色い古い標識があった。顕著な尾根道となり、稜線の林木が左前方に望まれる。夫婦連れと行き交う。

稜線に乗ると和佐羅滝への方向指示と伊勢辻を示すの標識があった。低い下笹の快適な尾根道が伸びる。冬枯れの木に、西日が当り、明るさが増す。

山頂はカヤトの広場になっていた。西日でやや靄が掛かり、対岸の薊岳には雲が流れていた。冬枯れの台高主脈は赤ゾレ・国見山へと高度を揚げて伸びていた。暫し、景観を楽しみながらユックリ寛ぐ。
赤ゾレ・国見山 伊勢辻山山頂
赤ゾレ・国見山
伊勢辻山山頂
来た道を戻る。時間が経つほど晴れ渡り、雲ヶ瀬山の背後の高見山が大きく見える。東には三峰山も見える。伐採跡で景観をカメラに収める。雲ヶ瀬山への登り返しを考慮し、カヤトの肩で一本入れる。

雲ヶ瀬山を越え、三角点ピークを越えたところで落日となったが、残光があり歩行には問題なかった。峠に戻ると駐車場の端に車が一台ずつ停まって翌日の登山に備えているようだった。

着替えも兼ね、東吉野温泉に浸る。東吉野からR169に出て、大迫ダムを渡り、三之公林道終点で車中泊となる。


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