風師山・足立山・貫山

平尾台
平尾台

【日 時】2005年 3月 9日(水)
【天 候】晴れ
【山 名】風師山(362m)・足立山(598m)・貫山(712m)
【山 域】福岡
【ルート】 (9:55)駐車場--(10:05)丸山==
(10:10)山上駐車場--(10:50)風師山--(11:05)山上駐車場==
(12:55)御祖神社駐車場--(14:05)足立山--(15:00)御祖神社駐車場==
(16:20)吹上峠--(16:50)大平山--(17:40)貫山--(18:50)吹上峠
【所要時間】55分・2時間 5分・2時間30分
【メンバー 】単独


引越しも少し落ち着いたので、予定を決めずに久しぶりに九州遠征に出掛ける。3月8日の午後に家を出発。高速を繋ぎ山口の小郡で宿をとる。R2を西進し、関門海峡を渡る。有料\200。門司の街を走らせていると、風師山登山口の石標を見掛けたので、左折する。ワインディングを繰り返し高度を揚げる。左手にピークが望まれ駐車場があり風師参道→の石標がある。

身支度を整え出発する。→の方向と反対側に道が揚がっている。案内もなく違和感があったが、幅1m程の舗装された坂道を進む。坂を登ると車道に出る。風師山はもっと先にあるようだが、取り敢えず見えているピークに登ってみる。舗装道から一気の急な山道になる。常緑照葉樹で視界はない。ひと登りで山頂に達する。「RKB KBC TNC FBS 丸山テレビ中継放送所」と書かれたパラボラアンテナ施設が建っている。傍らには石像と燈篭がある。木立が高く視界はない。来た道を戻ると上方に更に高い山が見える。関門海峡の景観を楽しみながら、車のところに戻る。

車道を先に進ませ高度を揚げる。傾斜が緩みアンテナ施設のあるピークのようなところに出るが、奥に高いところがあるようだ。舗装道から平坦な地道になり、駐車場に着く。車が2〜3台停まっている。

少し進むと車止めがあり、九州自然道が伸びている。幅広の道が少し下り、緩やかに登って行く。ピークに出ると風頭の案内があるが、先に山頂を踏むことにする。女性の単独行と行き交う。三角点と反射板と山頂標識のある平坦な広場だが、眺望は余り良くない。来た道を戻る。風頭との鞍部で、下から保育園児が歓声を揚げながら登ってくる。風頭の岩場からは素晴らしい景観が得られた。山口側の海岸線が長く海峡を成し、行き交う船が絶えない。西には北九州市の市街地が展がり、背後に戸ノ上山・足立山が鎮座している。山頂に向かうと思っていた青い帽子の園児たちが次々に到着してきた。賑やかになったので、帰途に就く。声を合わた「ヤッター」という声が聞こえ、音が空中に飛んで行ってしまうような奇妙な爽快感を覚えた。意を得たのか2〜3度合唱が続いた。車のところに戻る。
関門海峡 園児
関門海峡
園児
R3を西進し小倉区に入る。赤坂辺りで適当に左折。バイパス道を走るがR10に出てしまう。戻り、足立森林公園の案内に従い、右折。妙見神社が判らず、通り掛かりの登山スタイルの人に尋ねる。「天気が良いので小文字山に登る」とのことで、妙見神社まで相乗りして下さった。境内の駐車場に車を停め、和気清麻呂像やコースの案内をして頂き、出発する。

照葉樹林から檜の植林帯になり、ひと登りで開けたところに出る。砲台山の案内があり、帰りに寄ることにする。右に高みを見ながら左にトラバース気味に進む。鞍部に達し、妙見神社上宮を左に見て右折する。左にスキー場のような開けた草付きを見ながら、一気の急坂を登る。

一等三角点の山頂からは小倉の市街地が眼下に展ける。企救自然道の標識があり、春霞の中に戸ノ上山も望まれる。開けた草付きは山稜を走り小文字山へと伸びていた。本を読み返すと防火帯のようで、自衛隊の管理地の看板があった。
小文字山へ防火帯 足立山山頂
小文字山へ防火帯
足立山山頂
鞍部に戻り、上宮に立ち寄る。倒木のある石段を登り、両脇に狛犬を拝した山門を潜る。鈴を鳴らし拝殿。下り、高射砲陣地跡の砲台山。足立山が間近に迫る。反射板にも行ってみるが、展望は得られなかった。タンタンと下り車のところに戻る。

R322に出て、平尾台の案内に従い、県道28に入る。前方に山が削られた山が現れる。高度を揚げ吹上峠に付く。駐車場に車を停め出発する。

山焼きの後で斑模様のススキの草原になっていた。急な坂を空身の人が追い越していく。ひと登りするとカンフェルトが現れ、中峠からP569へと大きなカルスト風景が展がる。カンフェルトの間を縫うように進み、太平山に着く。「羊群原」の名がこの景観を現している。夕暮れが近いので近道を採る。カンフェルトの中を大きく下り、鞍部へ着く。鞍部から中峠のルートもあるようだ。カンフェルトは消え、石交じりの急な坂となる。中峠からのルートと合わせ、四方台に着く。ススキとネザサの草原にやや広めの道が伸びる。
貫山 中峠からP569
貫山
中峠からP569
山頂には井出浦からのルートが上がり、広場の中に、大きな石があった。埋め立てされた周防灘の海岸線に弱い西日が当たっていた。軽食を摂り、そそくさと山頂を後にする。四方台の下りから眺める太平山はカンフェルトの山そのものだった。夕暮れが迫り、暗闇が訪れる前に車のところに戻る。

R322、R201を走らせ、飯塚市で宿をとる。


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