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【日 時】 | 2005年 3月10日(木) |
【天 候】 | 曇り後晴れ |
【山 名】 | 宝満山(829m)・九千部山(847m) |
【山 域】 | 福岡 |
【ルート】 |
(8:50)大石登山口--(10:10)カモシカ新道テラス--(11:15)宝満山--(12:55)大石登山口== (14:15)天心園--(15:00)大峠--(15:55)九千部山--(16:45)大峠-- (17:00)観音峰--(17:30)天心園 |
【所要時間】 | 4時間 5分・3時間15分 |
【メンバー 】 | 単独 |
飯塚の宿を出てR200を南下する。目指す宝満山方面は雲が掛かっている。県道65に入り、米ノ山峠を越える。大石から適当に折れ山側に向かう。脇に道があり、通り掛りの人に道を尋ねる。更に山に向かうと宝満山近道の標識があった。路脇に車を停め下の雨具を着装して出発する。 左岸の林道を進むと堰堤の上流に出て右岸の道と出会う。荒れ目の谷の中のテープを追うと林道に出る。直ぐに林道終点になり、宝満山登山道の標識がある。植林帯を進み、右からのガレ場を過ぎると峠(鳥追峠)に出る。左は愛岳・竈神社、右は行者道・カモシカ道の案内標識がある。雨後で行者道は厳しいとみてカモシカ道を選択。直ぐにカモシカ新道と旧道に分かれ、新道を選択。緩やかな登り気味のトラバース道を暫く進む。と、岩場帯となり一気に下り始めた。谷に出ると今度は一気の登りになる。また下りとなり谷に降りた岩のテラスで少憩とする。自衛隊の基地があるようで筑紫野方面から絶えず射爆音が聞こえる。 急な坂を登り返すと南東の尾根道に出る。広いシッカリした一般道の様子でホッとする。本道と出会い暫く進むと水場がありログハウスの広場に出る。キャンプ場もあるようだった。少し登ると仏頂山の分岐となり九州自然道の案内板がある。その先に大きな岩があり、鎖も掛かっている。丁度、二人が下山するところで、下から様子を窺う。鎖場は見た目ほど厳しくは無く、左に足掛かりがあった。岩に刻まれた階段を登った露岩の上が宝満山山頂となる。山頂には竈門神社上宮が祭られていた。幸いにも、霧が晴れ、福岡の市街地が望まれた。暫く景観を楽しんで下山する。 仏頂山には行かず。三群山へは又の機会に挑戦して見たい。帰路は尾根道を下り、旧カモシカ道を辿る。谷まで下り、峠へは緩やかに登り返す。新道と較べて、楽なコースであった。鳥追峠からもハッキリした道を辿ると鉄塔下に出た。見えている堰堤方面に進むと車の停めた道に出た。朝は道路脇にある標識を見落としていた。車のところに戻る。
スッカリ晴れて、雨具の心配はないようだ。幅広の九州自然道を進む。直ぐに辺りは暗い植林帯になる。最初は平坦だが徐々に傾斜が増す。タンタンと歩を運ぶが意外に時間を感じる。稜に出たところで右に権現山の案内があり、次いで大峠まで0.3kの標識がある。石段の一気の下りとなり、帰路が懸念される。峠には軽トラが停まっていた。九千部山まで2.8kの標識がありまだ半分も来ていないことを認識する。少憩。 緩やかに登っているが、概ね平坦な道となる。辺りからはチェンソーのエンジン音が聞こえ、道脇にも伐木した真新しい切り口の小枝が散乱している。前方にパラボラ施設が望まれ距離を感じる。植林帯から常緑照葉樹に林相が変わる。車道と平行するようになり、施設関係者の車が下っていった。最初のアンテナ施設に着く。雨後で山道は泥濘もあり時間も要するので、少し進み、車道に出る。頂部に達し、左に折れる。アンテナ施設の中を抜けると木で組まれた櫓状の展望所があった。山頂は広場になって木のテーブルなどが設置されていた。櫓の上からは、雨後で霞が掛かり遠望は利かないが、近くの林立しているアンテナ群が望まれた。南畑ダムからなど、ルートは幾つか在る様だった。
二日市で投宿となる。 【九千部山の名の起こり】 むかし、この地方が台風と病気で住民が困っていたとき、その平癒を祈ろうと隆信沙門という僧が山にこもり、経文一万巻を読もうと思い立った。その九千部を読んでもうすぐ四九日の満願も近い夜、美しい女に化けた白蛇が現れて、夜な夜な僧をたぶらかした。村人たちがたずねたときは僧は骸と化し読経万巻は果たせなかった。 |