稲尾岳

稲尾岳
稲尾岳

【日 時】2005年 3月15日(火)
【天 候】曇り
【山 名】稲尾岳(959m)
【山 域】鹿児島
【ルート】 (11:15)稲尾岳ビジターセンター--(12:25)枯木岳--(12:55)稲尾岳--
(13:35)自然石展望台--(14:40)稲尾岳ビジターセンター
【所要時間】3時間25分
【メンバー 】単独


指宿の宿を出て、港に向かう。以前、根占へのフェリーは山川港から出ていたが、指宿港からに変わっていた。予約なしでエントリーできたが、土日などは予約が必要なようだ。船長自ら発券も担当している。¥3300。港から指宿の市街地などを眺めながら辺りを廻る。

8時20分出航。車はバックで乗船するため神経を遣う。11台ほど乗り満車状態。操舵室に客席があり、離岸時「座っていて下さい」との船長の檄が飛ぶ。北に桜島が薄っすらと見える。陸地から離れるに従い、開聞岳の三角形がハッキリする。錦江湾の中間付近で屋久島からのフェリーと交差する。根占に近づくと佐多の山の上に20〜30機の風車設備が見える。適度な風速で回転しているのが判別できる。50分ほどで大根占港に着く。

R269を走らせ根占から田代に向かう。少し迷って県道563に入る。花瀬大橋を渡り高度を揚げる。峠の手前から照葉樹の森の案内に従う。暫く進むが道が違うと思い本を確認する。花瀬大橋まで戻り、内之牧林道を進むが道は荒れており、通行止めとなった。引き返し、再び県道563を走らせる。打詰まで行くことも考えたが、峠付近からはカーブの多い狭い道となった。朝の道の案内板を良く見ると林道花瀬線の記述がある。1.5〜2時間のロスとなった。舗装から舗装が剥げたようなダート道に変わる。路脇では索道を引き、伐木の搬出準備をしていた。公園施設を抜け、終点に稲尾岳ビジターセンターがあった。車止めのある登山道入口に車を停め、身支度を整え出発する。

ジャリ道を500m行ったところに東屋があり登山口になっていた。内之牧林道に降りる滝コースの案内があった。谷の遡行となり丸いプレートがコースを導いてくれる。プレートは木に括られたものと、丸杭を斜めに切った幹に張られたもの、との2種類があった。川の源からやや急坂になる。ひと登りで自然石展望所に達する。岩の上に出れば枯木岳・稲尾岳が望まれる。葉の落ちた背丈ほどの雑木は可也手強そうに見えた。

少し進むと巨大倒木根株の標識があるがそれらしきものは見当たらなかった。携帯の掛かる地点の案内がある。アップダウンの道には木の梯子も現れる。三角点のある枯木岳は雑木で視界は全くなかった。少し進むと右に曲がり一気の下りとなる。鞍部に下りると北口コースと出会う。稲尾岳へは戻るように右折する。プレートの番号がリセットされ1番から始まる。アップダウンでは木の梯子がある。「ユズリハ」「ヒサカキ」など木の説明プレートが括られている。この辺りは昔から伐木を逃れた地域との案内がある。打詰からのルートと出会い直ぐに山頂に達する。

樹木で視界のない山頂には稲尾神社がひっそりと祭られていた。辺りを徘徊するが、眺望の利く場所はなかった。木の間から東側を垣間見る。太平洋に降ちこむ山に春霞が掛かり、暖かい風が吹き抜けていた。
案内プレート 稲尾神社
案内プレート
稲尾神社
枯木岳へ登り返し、自然石展望所で寛ぐ。来た道を辿り、車のところに戻る。

ビジターセンターは土足禁止で靴を脱ぐ気にならずパスする。花瀬大橋の河は長い滑床を成していた。田代から鹿屋に向かう。家の庭先にはツツジ・モクレン・アセビが咲き既に春の様相を呈していた。R269を走らせ都城で投宿となる。


フェリーと開門岳
フェリーと開門岳
花瀬大橋から滑床
花瀬大橋から滑床

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