可愛山・元越山

元越山から北
元越山から北
元越山から東
元越山から東

【日 時】2005年 3月17日(水)
【天 候】晴れ
【山 名】可愛山(727m)・元越山(581m)
【山 域】宮崎・大分
【ルート】 (8:40)西郷宿陣資料館--(10:00)分岐--(10:40)可愛山--
(11:20)烏帽子岳--(12:25)西郷宿陣資料館==
(14:25)登山口--(15:20)林道--(15:55)元越山--(17:10)登山口
【所要時間】3時間45分・2時間45分
【メンバー 】単独


JR延岡の駅前にはオリンピック選手の足型・手型があった。宿を出てR10を北上する。三足から林道に入るが工事中で引き返す。西郷宿陣資料館の案内に従う。鉄道を潜り資料館駐車場に車を停め身支度を整え出発する。

南尾根への取付きには可愛嶽突囲戦薩摩軍登山口の案内がある。ヒベラ山・ばくと岩などの標識を見ながら緩やかな植林の尾根道をタンタンと進む。ザレの頭は開けた広場になっていたが林道は繋がっていなかった。五合目の標識がある。水場から急坂を登り、炭焼き釜の辺りがザレの平。ひと登りで稜線に出て烏帽子山からのルートと出会う。木立の中、前屋敷を通り、千丈覗へ。神の森・拝門・拝岩などのプレートがある。覗からは延岡の市街地と日向灘が望まれた。ショートカットルートと出会う。大岩の混じるアップダウンの稜線の道で意外に距離を感じる。ドルメン(支石墓)と書かれたのプレートもあった。

二等三角点の山頂は小広場になっていた。昨日の行縢山は近くに見えたが、残念ながら西から雲が流れ大崩方面の眺望は得られなかった。雪も舞い始めたのでそそくさと山頂を後にする。

ショートカットルートで石が組まれた前屋敷へ。分岐から烏帽子山に向かう。烏帽子山山頂は岩上のテラスに芝が生え展望も良い。眼下には北川が大きく蛇行して海に注いでいた。川風もなく麗らかな日差しとなった。

暫く降り右に曲がり北側から揚がっている林道に出る。鬼の船・二本杉・陰平・ヒデシなどを通る。植林帯をタンタンと下り資料館に着く。民家の桜は満開状態だった。車のところに戻る。
可愛山 烏帽子山
可愛山
烏帽子山
R10を北上し佐伯市に着く。昼食を摂りR217からR388に入る。元越山登山口の案内が現われる。標識に従い登山口へ。駐車場に車を停め出発する。

石地蔵・記帳ボックス・杖・注意書など登山口は賑やかだった。シダの混じる植林帯を緩やかに登り、下の地蔵を通過する。頂上まで1.5Kの付近で少憩する。

ヒョッコリ林道に出る。崩壊部があり使われていないようだった。上の地蔵を左に見て頂上まで1K。ここからは100M毎にカウントダウンの標識があった。

芝生の広い山頂には一等三角点・天測点・四面絵が書かれた石造りの展望図があった。南の山や豊後水道に島にはガスが掛かって少し雲っていたが、対岸に四国も望まれた。佐伯湾の島に日が辺り、西から光芒が流れ、天候が良くなることを示していた。展望図の上には国木田独歩の欺かざるの記の一節が記されていた。

「山嶺に達したる時は、四囲の光景余りに美に、余りに大に、余りに全きがため感激して涙下らんとしぬ。ただ名状し難き鼓動の心底に激せるを見る。太平洋は東にひらき、北に四国地手にとるかごとく近くに現われ、西および南はただ見る山の背に山起こり、山の頂きに山立ち、波のごとく潮のごとく、その壮観無類なり。・・・」
元越山登山口 元越山
元越山登山口
元越山
来た道を辿り、車のところに戻る。

記録も溜まってしまったので、今回の山旅はここまでとする。津久見に出て東九州自動車道に乗り、宇佐別府道と繋ぎR10を北上。小倉東から高速に乗り、小郡で宿泊。中国道・近畿道・西名阪と高速を繋ぎ、帰宅となる。


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