烏帽子山

烏帽子山
烏帽子山

【日 時】2005年 4月14日(木)
【天 候】晴れ
【山 名】烏帽子山(1242m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (5:45)ナンノ谷砂防公園手前--(6:20)イビデンダム--(7:10)尾根取付き--
(7:40)休憩--(8:20)林道--(8:50)稜線南端--(10:25)烏帽子山山頂--
(12:10)稜線南端--(12:30)林道--(14:30)ナンノ谷砂防公園手前
【所要時間】8時間45分
【メンバー 】単独


三重中部に引っ越してから、岐阜の山は遠くになった。幾つか宿題の山があり、今回は遠征スタイルで出掛ける。烏帽子山は西美濃の山で高丸の東に位置する。

昼から家を出る。亀山で伊勢道と東名阪は繋がっていた。桑名で降り、所用を済ませる。長良川右岸から揖斐川左岸の堤防道を走る。揖斐川で食料を仕入れ、横山ダムから坂内川沿いに進む。夜叉が池方面の林道に入るが、雪で道路が塞がっており、傍の広場に車を停め、車中泊となる。星空の中、飛行物体が点滅しながら三日月を横切っていた。朝方、冷え込み、起き出すと雪で塞がった道路の前に車が3台停まっていた。身支度を整え出発する。

林道にはまだ所々、雪が残り、濡れたところは凍って滑りやすい。ナンノ谷砂防公園まで10分、イビデンダムまで35分を要した。ダムは豊水状態で白濁しながら落下していた。崖が崩れ雪で埋まっているところもあった。高丸に登って烏帽子山へのコースも考えていたが、夜叉が池登山口までは可也の時間を擁しそうだった。

椀戸谷左岸の旧道を進む。直ぐに凍った雪が斜面をなし、ステップを切りながら慎重に進む。2つ目の沢は小クレバスに乗り通過する。旧道をそのまま進む。下に見える椀戸谷右岸の道は崖崩れなどでメンテが大変そうに見えた。尾根を2つほど回り込むと、雪が上方まで繋がっていたので、ワカンを装着し、取付く。

疎らな杉の植林帯の急傾斜で雪は締まっているが浅い感じがする。ひと登りすると、上方は雪のない壁となり、左の尾根に逃げ、マーカーを設定する。枝尾根に乗るがヤブが現れ、ワカンの喘登となる。雪原に出てホッとする。ひと登りで広い支尾根に乗り、薄っすらと踏み跡も走っていた。マーカーを設定し尾根を辿る。ヤブになるが、雪を拾いながら尾根を辿る。ホハレ峠からの林道に達し、一本入れる。
イビデンダム 疎林
イビデンダム
疎林
林道のノリ面から尾根に這い上がる。疎林の中の急坂をひと登りするとピークに達する。青空を配した烏帽子山が意外に近くに感じられ、広い雪の回廊が伸びていた。薄いトレースがあり安心し、緩やかに下る。林道と近接する辺りまで降りると、尾根が細目になり、ヤブっぽくなる。登り返すと、雪原となり、疎林の中を快適に進む。右に山頂を見ながら尾根を辿る。白いピークを越えるとジャンクションピークへの登りとなる。木も疎らになり、雪原をひと登りすると高丸からの尾根に出る。細目の雪尾根を下り鞍部から登り返す。中間の小クレバスに乗り尾根側に移動する。

山頂は細長く雪で標識は見付けられなかった。高丸へ雪の稜線が誘惑していたが、時間が掛かりそうだった。眺望は、高丸・三周・美濃俣・笹ヶ峰・不動・千回沢、能郷白山、蕎麦粒、等々と申し分ない。山頂直下は笹薮が稠密で無雪期にこの山に登るのは大変そうに思えた。
ジャンクションピークから蕎麦粒方面 高丸・三周
ジャンクションピークから蕎麦粒方面
高丸・三周
往路では雪が固めに感じたので帰路はアイゼンを装着する。ジャンクションピーク、尾根南端で休憩。沢で休憩しクレバスを通過し、雪が無くなったところでアイゼンを脱着。ナンノ谷砂防公園で犬を連れた人と行き交う。車のところに戻る。

岐阜まで戻り、R156に入り、大和温泉に浸る。石徹白の白山中宮神社で車中泊となる。


能郷白山方面
能郷白山方面

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