屏風岩公苑・住塚山・国見山

屏風岩公苑
屏風岩公苑

【日 時】2005年 4月22日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】住塚山(1009m)・国見山(1016m)
【山 域】奈良
【ルート】 (12:05)屏風岩公苑--(12:50)住塚山--(13:40)国見山--
(14:40)ミナミサカ林道終点--(15:05)稜線--(15:40)屏風岩公苑
【所要時間】3時間35分
【メンバー 】二人


家内が近場の山に行きたいとのことで、桜が見頃と思われる屏風岩公苑に出掛ける。前回と同様、病院に立ち寄る。八知からR368に出て曽爾に向かう。曽爾川右岸には広いバイパスが走っていた。前方には特徴のある鎧岳が見える。屏風岩公苑の案内に従い、左岸に渡り長野から右折。ワインディングを繰り返り高度を揚げる。公苑は桜まつりの幟があり駐車代金が取られた。大型2000円、中型1000円、普通500円。ウィークデイにも拘わらず、カメラと三脚を持った人が多い。身支度を整え出発する。

桜は満開状態で、人工的な公苑の桜と山腹に咲く桜、柱状節理の屏風岩と青空の背景が良い。夜桜のライトアップの設備があり、広場の中では筵を広げて寛いでいるグループが一組。暫し、撮影タイムとなる。

手書きの小さなコース案内のプレートを左に見る。「住塚山山頂1.1K 国見山山頂2.3K」の標識を見て植林帯に入る。急斜面にジグザグに切られた見通しのない植林帯の中をタンタンと登る。山稜に出ると、室生寺・住塚山・国見山の標識と、逆方向に長野の指示がある。こちらに行けば屏風岩の上に行けるようだ。稜線を辿ると植林を抜け、明るい潅木帯となる。

二等三角点のある開けた住塚山頂からは四囲の景観が得られた。北にはこれから目指す国見山が鎮座し、東の対岸には倶留尊山・日本ボソ・古光山が望まれ、その背後に大洞・伊賀富士がヒョッコリ頭を出している。ここから見る高見山はなだらかな山稜を成し、三峰・学能堂山などに稜線を展げていた。
住塚山への道 国見山を望む
住塚山への道
国見山を望む
右に曲がり、徐々に下り、鞍部のゼニヤタワに達する。岩の混じる急坂の稜線の道となり、所々にロープも現れる。冬枯れの裸木にアセビ・ツツジ・サンショウ・アブラチャンなどの花葉が混じる。西風が吹き抜け日陰では寒さを覚える反面、陽射しが強い日溜りでは汗を掻く。

国見山頂では単独の男性がストーブを焚き寛いでいた。ここからは北側の名張方面の眺望が良い。家内のストックの繋部が抜けてしまったので、捜しながら帰路に就く。
住塚山を望む 曽爾の山を望む
住塚山を望む
曽爾の山を望む
ゼニヤタワから左に曲がり植林帯の中の薄い踏み跡を追う。川榎林道終点に出て少し下るが、取付きが判らず。方向は違うと思いながら、最初の川沿いに西南に進む。林作業用の道のようで、倒木があり最近は使用されていない様子だった。ミナミサカ林道終点と書かれた標杭が転がっている。適当に尾根に取付く。踏み跡はなく、急坂の笹薮を抜けると尾根に乗り、踏み分けが走っていた。家内を呼び、尾根を辿ると一般道に飛び出る。公苑から住塚山への稜線に出て、結局箱型ルートを採ったことになる。家内には始めて経験するランダムウォークとなり、傍のティッシュが安心材料になるとは、と言っていた。公苑に戻り、コース案内図を見ると川榎林道をもう少し下ると鉄梯子があるようだった。

公苑で桜を撮っていると、「XXテレビのものですが」と呼び掛けられ、突然のインタビューが始まった。女性のインタビューアーはテンションが高く、無愛想な応対になってしまったかもしれない。

車のところに戻り、家路に就く。



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