タイジョウ・イブネ・クラシ

イブネからタイジョウ
イブネからタイジョウ

【日 時】2005年 4月24日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】タイジョウ(1084m)・イブネ(1160)・クラシ(1154m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (11:10)フジキリ谷林道--(11:45)右岸最初の橋--(12:35)二股(尾根取付)--
(13:40)タイジョウ--(14:45)佐目峠--(15:05)イブネ--(15:35)クラシ--
(16:30)杉峠--(17:20)蓮如上人遺跡--(18:20)フジキリ谷林道
【所要時間】7時間10分
【メンバー 】単独


三重中部に引っ越してから鈴鹿はご無沙汰になっている。アクセスにどれくらい掛かるかも含めて、未踏のタイジョウに行くことにする。家を出て津をバイパスするが、安濃ダムに行き掛かる。関に出てからは猪鼻、大河原、西明寺を通って甲津畑に入る。舗装道から狭い山腹の地道を通過する。何時ものスペースには車が3台停まっていた。一台分のスペースがあり、車を停め、身支度を整え出発する。

山桜が満開で目を楽しませてくれる。落石で道が塞がっているところもある。ミツバツツジや谷の新緑が心地よい。桜地蔵近くの河原ではファミリーが青いシートを広げて寛いでいた。橋を渡りフジキリ谷右岸に移って最初の谷に掛かる丸太橋から取付く。

目印や踏み跡らしいものはなく、右岸から適当に谷を辿る。100Mほど入ったところから植林帯の尾根を辿ると、窯跡に出る。左岸に渡ると黄色いテープが現れる。左岸のテープを辿る。谷に降り、少し進むと二股になる。上に出ると窯跡があり、キャンプすれば快適そうな落ち葉の敷き詰められた広場がある。

ここから尾根に取付く。テープを拾いながら急斜面の尾根を登る。目印のない残雪のヤブ山と比較してストレスは感じない。テープが三重に巻かれたところからは右にトラバースする。同じように三重に巻かれたテープから登り始める。右の谷からは落石音が時々聞こえる。開花し始めたタムジバを見ながら高度を揚げる。枝尾根に出ると、カクレグラが望まれる。大きな岩が現れると山頂は近い。

山頂には「きぬがさ山の会」の山頂標識があった。木立で眺望は得られたなかったが、木の間からカクレグラ・黒尾山が望まれた。食事を摂り、ユックリ寛ぐ。出発しようとすると、南側に人が居て驚く。朝、清水の頭から登って雨乞から杉峠を経て来たとのことで、私の登ってきたルートで下山するとのことだった。杉峠からの時間を聞き、ルートを教えてもらう。
二股の広場 タイジョウ山頂
二股の広場
タイジョウ山頂
稜線の道は考えていたほど急ではなかった。細目の尾根を徐々に下る。登り返しとなる辺りにはイワウチワが群生していた。清水の頭には雪が残っている。主稜のルートに戻る。時間もありそうなのでイブネに寄って行くことにする。少し下ると雑木から抜け、開けたところに出る。岩の上に佐目峠の標識がある。登り返しとなり雑木帯に入る。急坂をひと登りすると、小笹の広場に飛び出る。春先の笹に勢いは無く、足元には絨毯のような苔が生えている。

イブネからイブネ北端まで行ってみる。眼下に展がる広場がクラシと見て、踏み跡を追う。踏み跡はやや薄めとなるが、視界が利くので問題はない。西方には辿ってきたタイジョウが望まれる。ピークの広場から東に派生するこんもりした森のピークがクラシだった。山頂標識をカメラに収める。
イブネからクラシを望む クラシ山頂
イブネからクラシを望む
クラシ山頂
イブネに戻り、銚子ヶ口、御在所、鎌ヶ岳、雨乞岳などを撮りながら帰途に就く。東雨乞は山頂付近からの念仏ハゲが大きく崩壊していた。杉峠付近からは雨乞岳北面の残雪が近くに望まれた。タムシバ・エンレイソウ・ミツバツツジ・馬酔木などを愛でながらフジキリ谷をタンタンと下る。谷を通過するポイントは荒れたところもあった。大シデ、蓮如上人遺跡を右に見る。ツルベ谷出会から山腹の道を通過し、往路、取り付いた橋に出る。平坦な林道をタンタンと進み、車のところに戻る。

R1に出て、東名阪を走り、温泉に入り、ユックリ寛ぐ。



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