予報通り曇りがちな天気となる。富山の宿を出て魚津から高速に乗る。三条で高速を降り、村松に向かう。慈光寺の標識に従い、山は雲が掛かっている。土産店のある大きな駐車場に車を停める。身支度をしていると雨が落ち始めたので傘を準備して出発する。
両脇に石地蔵のある杉木立の参道を進む。道は広く車も通行していた。慈光寺に着いた時には雨脚も強まった。赤い鳥居を抜け、門を潜る立派な本殿が現れる。2組の下山者が「とうとう降ってきたか」と言っていた。回廊を回り、天狗祀殿の尾根から取付く。
階段を登り赤い高下駄の天狗祀殿から急坂になる。東北電力の網目の入った鉄塔案内板が珍しい。二合目の案内の案内を見ると、無線中継塔が現れ、送電路鉄塔下に出る。残念ながら雲が掛かり遠望は利かない。三合目辺りからイワウチワが咲いている。四合目から五合目が急坂となる。雨に打たれたショウジョウバカマが瑞々しい。水場のある五合目で一本入れる。
平坦な道となるが、雪が現れる。緩やかに袴腰を越え少し下ったところに大きな木があり、ここが七合目。男2人・女2人のグループと行き交う。八合目辺りから傾斜が増す。少し風が出て雨が交じり天候が変化するのを感じる。九合目からは急坂となるが、鎖場を抜けると呆気なく、頂の一角に出る。
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慈光寺 | 七合目 |
右に曲がり山頂標識のある広場に出る。避難小屋に立ち寄る。日が射し、雲の下に越後平野が展がる。南側に回ると雲間から川内山系の山が現れた。雲は一気には掃けず、風景をカメラに収め、早々に帰路に就く。
降るほど晴れ間が展がり、凡その地形が把握できた。五合目で一本入れ、路端の花などをカメラに収める。車のところに戻り、水場で靴のドロを落とす。
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越後平野とルート | 避難小屋 |
さくらんど温泉に浸り、福島の志津倉山登山口で車中泊となる。
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