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【日 時】 | 2005年 5月10日(火) |
【天 候】 | 雨 |
【山 名】 | 志津倉山(1234m)・博士山(1482m) |
【山 域】 | 福島 |
【ルート】 |
(5:30)志津倉山登山口--(6:50)ボルトの階段--(8:00)志津倉山山頂-- (8:40)滝--(9:40)志津倉山登山口== (10:50)博士山登山口--(12:00)しゃくなげ洞門--(13:05)社峰-- (13:25)博士山山頂--(14:10)分岐--(15:35)大成沢--(16:25)博士山登山口 |
【所要時間】 | 4時間10分・5時間35分 |
【メンバー 】 | 単独 |
前夜、会津宮下から博士山登山口を目指していたが、道を間違え県道153に入ってしまった。志津倉山も登りたい山の一つでそのまま大辺峠を目指すが、除雪車が道を塞いでいた。そこで車中泊し、朝を待つことにした。起きて見るとそこが大沢の登山口で案内板や標識があった。空には雲が掛かり天気はあまり芳しくない様子だった。身支度を整え出発する。 谷沿いに進むと大沢コースと細ヒドコースの分岐になる。大沢コースは屏風岩などの難所があり残雪期は難しいと思えた。滑谷を越えフキノトウ・イワウチワの咲く、ブナ林の中を進む。雪で埋まった谷を渡ると、疎林の広場に出る。雪の上に夥しいブナの落し物がある。キックステップを切りながら、木に塗られたペンキマークを追い、雪で埋まった夏道を辿る。早朝で雪が硬く、ステップを刻むのに時間を要する。トラバースを避け、鎖を攀じり、高捲く。慎重にトラバースして、少憩。辺りは岩の垂壁が立っていた。 コ型ボルトの階段は慎重に通過。左に回りながら鎖場を登ると小滝の下に出る。右に高捲き鞍部に出る。西に大辺峠に伸びる車道が見える。谷底にペンキマークが見えるが、その内、大辺峠からのルートと出会うと判断し、歩き易そうな右の尾根に取付く。登るに連れヤブが強くなり、方向を間違えたことを認識する。標高が揚がり雨から雪交じりになり視界も落ちる。風が強めに吹き山稜の一角に居ることを認識する。戻るように竹薮を分け高見を目指す。程なく、細ヒド下山コースの標識が現れ、ホッとする。木のペンキマークを追い夏道を慎重に辿る。青空が見えたが一時的なものだった。傾斜は無く緩やかに登って行く。霧の中に標識が見え呆気なく山頂に達する。三角点と山頂標識をカメラに収め、そそくさと山頂を後にする。
県道153を戻り、県道52から県道32に入る。大成沢から博士沢沿いの林道を走らせ道泣き尾根の登山口に駐車する。大きな駐車場があり人気の高さを示している。車がやってきて「これから登るのか」と聞かれる。夫婦連れらしい人で登山着をしていたが15日に山開きがありこの日は登らないとのことだった。平地は晴れているが博士山には雲が湧いているように見えた。 谷沿いに進み、最後の水と赤字で書かれたところから道泣き尾根へ取付く。ロープや鎖を掴みながらの一気の急坂が続く。雨で濡れた足場を確認しながら慎重に歩を運ぶ。神々の峰に音を発てて雲が当っているのを聞きながら、一本入れる。 少し登ったところに「博士名物しゃくなげ洞門」のプレートがある。二つの岩の上に石楠花の太い根が被さり門を形成していた。傾斜が緩み、近洞寺尾根ルートとの分岐に出る。左に曲がり平坦な道を進む。左側が壁になって落ち込み、根曲がり竹も其方に曲がっている。痩せ尾根が続き慎重に通過する。やや急な坂道をひと登りすると社峰に出る。小憩する。 十数mの視界の中、マーカと薄い踏み跡を追いながら進む。少し下って、徐々に登り返す。山頂には標識と三角点があった。「トイレ有ります」の赤枠のプレートがあり、先に進むと木に括られた青シートが風に舞っていた。相変わらず視界は無く、そそくさと山頂を後にする。
柳津町営の温泉に浸り汗を流す。博士山山開きが5月15日の案内ポスターがあった。会津坂下/喜多方/R121と通過し米沢で投宿となる。 |
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