【日 時】 | 2005年 5月11日(水) |
【天 候】 | 晴れ |
【山 名】 | 杉ヶ峰(1745m)・屏風岳(1825m)・刈田岳(1758m)・熊野岳(1840m) |
【山 域】 | 宮城・山形 |
【ルート】 |
(9:10)ハイライン入口--(10:30)杉ヶ峰--(11:30)屏風岳-- (12:50)杉ヶ峰--(14:30)刈田岳--(15:30)熊野岳--(16:15)刈田岳-- (16:45)ハイライン入口 |
【所要時間】 | 7時間35分 |
【メンバー 】 | 単独 |
米沢の宿を出て蔵王エコーラインに向かう。前日、麗らかな晴天を予報していた。ラジオでは雪で閉鎖されていたエコーラインは一時間遅れの九時に坊平のゲートを開門すると報じていた。上山からエコーラインに入り、8時30分頃ゲートに到着。車が一台ゲートの前に停まり、反対側に管理者の車がありゲートで談話している。管理者の話によると、エコーラインは問題なく通行できるが、刈田岳に登る料金区間が凍っているとのことだった。時間待ちで、下のスキー場から朝日連峰や月山をカメラに収める。車が数台並び、10分程時間前の開門となった。宮城側には9時前には降りないように言われる。高度を揚げると昨日までの冷え込みを現わすような、樅の樹氷が現れた。路脇は2Mを越える雪が壁を成している。リフト下の駐車場では皆カメラを構えていた。宮城側からのハイライン入口に車を停め、身支度を整える。冷たい風が吹きぬけ、目の前に雪の広大な森林帯が展がり、身震いを感じる。 南蔵王の案内板のところから下降する。GWに入った踏み跡が斑模様で薄く残っている。右の雪原に出て左の樹林帯に入る。木の上にポールが括られ、冬季の雪深さを示している。刈田峠の標識を確認し、前方にハッキリ見える山道を目指して進む。しかし、左に振れて、ヤブで進めなくなる。右目に戻り、夏道に出て一安心する。森林帯を抜けると雪の無い一本道となる。振り返ると森林帯の中に赤い屋根の避難小屋が見える。エビノシッポが付く木々を掻き分け、前山に着く。杉ヶ峰まで0.7K。雪原に降り鞍部から登り返しとなる。杉ヶ峰山頂には三等三角点と木のベンチがあった。風は無く、360度の眺望が展がる。熊野岳・刈田岳の蔵王連峰。月山・朝日・飯豊・磐梯・吾妻と申し分無い。ベンチに腰を下ろし一本入れる。 屏風岳山頂には一等三角点とベンチがあった。眼下に水引入道が見え、南屏風岳の先には不忘山が岩峰を成していた。一本入れ昼食を摂る。 社殿とケルンの並ぶ刈田岳山頂には観光客が三々五々登ってくる。今までと打って変わって赤茶けた火山地帯の光景が展がる。階段を下り、舗装された観光道を進む。木杭で囲まれたお釜見物の端から、道は泥濘勝ちになる。道の横に続く立ち木は荒天時にルートを示すための物なのか。赤い大地に草が斑状に生えている。馬の背の端から雪原を登る。右に避難小屋を見て熊野十字を左折。平坦な道を進むと、石垣の中に熊野神社があった。 |