奥久慈男体山(袋田の滝)・堅破山

奥久慈男体山から
奥久慈男体山から

【日 時】2005年 5月12日(水)
【天 候】晴れ
【山 名】奥久慈男体山(1745m)・堅破山(1825m)
【山 域】茨城
【ルート】 (11:10)大円地--(12:15)大岩テラス--(13:00)奥久慈男体山--(14:30)大円地==
(15:00)町営駐車場--(15:20)袋田の滝--(15:50)町営駐車場==
(17:05)堅破山登山口--(17:45)堅破山--(18:10)堅破山登山口
【所要時間】3時間20分・50分・1時間05分
【メンバー 】単独


郡山の宿を出て那須高原に向かうが山裾から雲が掛かっていた。関東地方は茨城県のみが午前中晴れの予報だった。行き先を奥久慈男体山に変更する。大子町に出てR118を南下。案内に従い西金から林道に入る。トイレのある大円地の駐車場に車を停め、身支度を整え出発する。

駐車場からの山道を上がると民家に出てしまった。道端にイカリソウを見る。民家の人に道を聞く。駐車場まで戻り、茶畑で摘む人を左に見ながら、谷沿いの集落の中を抜ける。分岐となり、登りは健脚コースを採る。
茶畑 奥久慈男体山を仰ぐ
茶畑
奥久慈男体山を仰ぐ
植林帯の中をタンタンと進む。小尾根に乗ると自然林となる。石の混じる大岩の脇から鎖が降りている。岩の上のテラスに出て上を見る。山頂は近いが傾斜はキツそうに見える。単独行が息を切らせて登っていった。ここからは鎖の連続する急な岩場となる。岩場にはレンゲツツジ・ウノハナが咲き気持ちを和ませる。一歩一歩足場を確かめながらの歩行となる。乗越したところは東屋の建つブナの広場で一般道が走っている。右に曲がるとひと登りで山頂に達する。

石垣で囲まれた男体神社奥社の祠があり、裏に回ると絶景が展がり、足が竦むような高度感を感じる。大きく岸壁が落ち、足下に大円地の集落が見える。先の単独行が「以前はこの周りには木が生えていたが、何年か前火が走った」と説明してくれた。NHK中継施設・一等三角点などをカメラに収める。
男体神社奥社 大円地方面
男体神社奥社
大円地方面
大円地越に向かう。焼けた大木の中には新葉を付けたものもあり生命の逞しさを覚える。シロヤシオ・レンゲツツジなどを楽しみながら進む。緩やかに登った後、下った鞍部が大円地越で東屋があった。右に折れイチリンソウ・マムシグサ・コナユリなどを見ながら植林帯の中を下る。健脚コースとの分岐に出て車のところに戻る。

R118に出て袋田まで戻り、滝を見物する。町営無料駐車場に停めて川沿いに歩く。300円の観覧料を払いトンネルを進むと、突然、四段の袋田の滝が現れる。水量は多くなかったが大岩に沿ってユッタリと流れていた。
トンネルから 袋田の滝
トンネルから
袋田の滝
R349に出て県道60に入る。ゴルフ場を右に見て、黒前神社・堅破山の案内に従い、林道に入る。集落にも案内があり、未舗装の道路の終点がトイレの完備した広い駐車場のある登山口になっていた。身支度を整え出発する。

標識・道の整備など手入れの行き届いたハイキングコースである。登山口には後生車があり、不動石・烏帽子石・畳石などが次々に現れる。畳石には水場があった。昭和24年頃まで使用されていた炭焼き窯が復元されていた。東屋のある雨乞池から石段が伸び、鳥居と仁王門を潜り、甲石・船石のある神楽殿に向かう。更に石段を登ると黒前神社に着く。右手に進むと三角点があり、螺旋状の展望台がある。高鈴山・加波山・土岳山や太平洋が望まれたが、山には雲が掛かり始めていた。

仁王門まで戻り、太刀割石に立ち寄る。下の岩には転がり防止のために木が添えられていた。来た道を辿り車のところに戻る。
太刀割石 螺旋展望台
太刀割石
螺旋展望台
水戸市に出て投宿となる。関東・東北地方の予報が芳しく無く、今回の遠征はここまでとする。翌日、東京に出て東名・湾岸・東名阪で帰宅となる。



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